2017-01-01から1年間の記事一覧

魚梁瀬のシェイ(18)動力完成

のまえにリクエストのあったキャブの組み立て構造。左右のキャブは天板で連結されていて2枚重ね、妻板は側板の凹凸にピッタリ嵌るようになっていて、間違いなく組める、ということです。Dさんの洞察力なら理解出来るでしょう。側板は二枚重ねで、内側の板に…

魚梁瀬のシェイ(17)めげずに続ける

動力装置の失敗は当方の不徳の至りですので、気にしてません。気分転換にキャブを組みました。トーマさんのこの組み方は素晴らしいです。コンにはこういう発想は出来ません。誰でも簡単に組めますね。 トラスロッド廻りを進めます。ロッドの受けだけエッチン…

魚梁瀬のシェイ(16)動力装置は失敗

これがきちんと納まればかなり良い線行ってましたが、どうしてもフレーム内には納まりません。つまり、エンジンへのギヤトレインが納まらないのです。1ミリ程ですが、モータが反対側に飛び出てしまいます。ホルダを取り除いてもダメでした。 しかし、床板を…

魚梁瀬のシェイ(15)動力装置

の前に、バルブギヤは作り直しました。スチブンスンと同様に、線対称でなければならないわけで、一目で見抜かれてはちょっぴりあるプライドが許せません。無事作業は完了しました。 動力装置は、Poloruのφ6、26:1 ギヤードモータを何とか組み込みたいと思っ…

仙台鉃道

今日はコンの誕生日で職場の忘年会なので工作は休み。 以前に近所の酒屋さんで故人なられた方が、大変な鉄道趣味人で、仙北鉃道の貴重な資料を膨大な量で所有されており、T先生の斡旋で登米の資料館に寄贈する事になりましたが、その手続きの準備で資料館の…

魚梁瀬のシェイ(13)バルブギヤの組み立て

の前に、天敵氏の記述や阿里山の本、メカニズム本等一杯勉強しました。平岡先生の本には偏芯棒の位置とクランクピンの位置の相関関係がきちんと記載されていました。しかし、このクラスでは適当にグニャグニャ動けば良いのかなという間違った考えが頭をよぎ…

魚梁瀬のシェイ(14)エンジン完成

の前に、昨日の偏芯リンクと加減リンクのピン連結の問題。ピンはφ0.6で、柄が2ミリ程ありますので、ヒノキの平板にφ0.7の貫通孔を穿けてピンの柄を挿し込み、先だけ出しておくのです。 ここに偏芯リンクと加減リンクを重ねて差し込んで、上から「エイヤッ」…

魚梁瀬のシェイ(12)さらに進みました

その前に、昨日のブログでせっかく良いアドバイスを頂いたのに頓珍漢な返事をしてしまった事をお詫びします。 エンジンのデイテールはShey生様のブログを参考にさせて頂きました。 http://shay.exblog.jp/ 次はバルブギヤです。やはりデフォルトのバルブギヤ…

また余話・・・・

クランクシャフトを組み込んでみました。これ、案外難しいのです。結論から申せばクランクに余計な加工をせずそのままわしづかみにコネクティングロッドを嵌め込んで、上方のシリンダーに先を納めればそれらしくなるでしょう。乗工社のシェイはクロスヘッド…

魚梁瀬のシェイ(11)大分進みました

ラインシャフトの事を考え、最終的にフロントビームを1ミリ延ばしました。トーマさんのキットではエンジンが中央ではなく、台車とエンジンの間隔は前部台車が1ミリ短かいのです。そこでmフロントビームを火炙りにして外し、1ミリ角線をロウ付けしてフレー…

魚梁瀬のシェイ(10)フレーム

今回はキットの通り組みました。前回のポカは大目に見てください。リブもそのまま作りました。赤らんでいるのはステンレスフラックスの副作用です。多分塩化アンモニウムと真鍮の化学反応だと思いますが詳細はわかりません。最近はハンダ付けした後バーナー…

ラインシャフト余話

もう1台のシェイはφ0.8でラインシャフトを作る事にしましたので、カプリングも少し細くした方が良いかな?というのが本日の命題。さるお方のご厚意でフランス製の肉の薄い角パイプが入手出来ましたが、外寸は1.4角で、角線は0.8です。ところがフランス製の…

魚梁瀬のシェイ(9)カプリング

ラインシャフトのカプリングは「ホーン・カプリング」と呼ばれる、牛の角みたいなのが直交するようにリングで組み合わされているわけですが、これを模型化すると角線が貫通しないのでカーブに対応出来ない(小型シェイの場合)ので、簡易法で頒布したのがこ…

魚梁瀬のシェイ(8)ボルスタの仕上げと・・・

一旦バラしてボルスタを仕上げました。U字型にフライスで削ってセンター孔をあけます。ラインシャフトの伸縮を少なくする算段としてボルスタセンタをずらすのは、KKCの初期に関西のK氏が提唱され、現在では定番になっています。今回は1ミリずらしました。ト…

魚梁瀬のシェイ(7)やはり難しい

前回2両で苦労した事を思い出しました。ともかく車輪の遊びが許されません。遊ぶと噛み合わせが狂います。下手すると噛み合なくなったり喰ったりします。さらにラインシャフトはベベルギヤでは常にスラストがかかるので、シャフトの前後動を殺さなくてはな…

魚梁瀬のシェイ(6)台車組み立て

の前に、別件で依頼のあった用件を済ませました。材料費込みで数万の仕事です。良くこんなこと引き受けたと思いますが、誰も出来ないので仕方がない・・・。 台車の組み立てはなかなか難しいです。ボルスタをブロックで作ると撓まないのでなかなか滑らかに動…

シェイ余話

アーチバー台車へのベベルの組み入れはどうすべきか?それは、先の製作がヒントになります。つまり図の右の様な軸受けを作って、台車に組み付けるわけです。 具体的にはこういう感じ。溝に軸受けを差し込んで、差し込んだ部分にラインシャフトの受けが付いて…

魚梁瀬のシェイ(5)大ベベル組み込みまで再度!

もう一つの台車もベベルを入れます。まず削って、 軸孔は大きいので、φ1.2のドリルを貫通させて、 外径1.2内径1.0のパイプをハンダ付けします。φ0.3のハンダでつくったリングを嵌め込んでフラックスを塗り炙ります。 炙り終わった所。 この「ハンダリング法…

今日も

工作の進捗はありませんが、注文していた台車が届きました。このキットはキャブのエッチング板も入っており、トーマシェイを魚梁瀬に簡単にコンバージョン出来る優れものです。 そう、昨日MRの13トンシェイの図面の存在を気づかさせていただきました。当該の…

何もありません

忘年会です。 ベベルに関しては、大凡致命傷が無く安心しました。一番のキモは噛み合わせ。小ベベルが小さいので、大ベベルがどうしても台車側に偏倚するので、台車のベベル部分の削り込みがどうかな?と案じていましたが、何とかなりそうです。逆に板台枠で…

魚梁瀬のシェイ(4)組み込み

ギヤが無い方の台車は軸孔をあけます。φ0.85というバチあたりなドリルがありますので、これでφ0.8の軸はスルスル入ります。 ギヤ側の車軸は車輪の縁から1ミリなので、このようにして仕上げました。 噛み合わせは大丈夫のようです。大ベベルは固定していない…

魚梁瀬のシェイ(3)大ベベル組み込みまで

昨日の失敗でかえって燃えてきました。シェイの一番のキモはこの軸受け。つまりラインシャフトの軸と車軸とは直交しますので、交わらないようにしなければなりません。そのために大ベベルの中央が大きく欠きとられているわけですね。大ベベルのボス孔はφ3で…

魚梁瀬のシェイ(2)アッ!ヤッちまった!

スイスイと削って、無事小ベベルは納まりました。 しかし、果たして噛み合うのかな?と思って大ベベルを当ててみました。案の定大ベベルが台車の内側に当たりそうです。特に鋼製台枠の場合、傾斜が付いていますので、確実に大ベベルの逃げを作らないと当たり…

魚梁瀬のシェイ(1)まずは台車

台車のラインシャフト孔はφ1.2弱で、ガタが多過ぎるので、外径1.2内径1.0のパイプを短く切って台車にハンダ付けし、細密リーマで少しずつ削ってφ1のドリルロッドがヌルヌルと動くようにしました。あとはベベルの削り。一カ所油断して喰ってしまいましたが、…

枠田製作所の機関車

薄井信夫著「蒸気機関車の系譜図」第3巻「隠れたる群雄」より抜粋 枠田製作所はおそらく日本で最も謎のメーカーである。そもそも工場は「河北」にあるとされるが、その場所さえ定かではない。それは、日本の鉄道史で最も謎とされる「北杜鉃道」のどこかであ…

テンダーの造作

天板は低過ぎたので、カサ上げしました。 天板は取り外し式なので、この状態で造作しました。石炭を積む場所は、これでは間違いなのですが、簡易法という事で御容赦!コンは初期の機関車でしばしばこんなデタラメをしてました。 あ!石炭取り出し口を付けと…

魚梁瀬のシェイ(予告編)

注文していたパーツが届きました。これで、ストックしていたトーマさんのシェイを魚梁瀬化してみます。プロトタイプは板台枠でKKCでは天敵ことU氏がGスケールで延々と作り続けていますので、それを参考にします。 良く出来てますね! 今回はベベルを削ったり…

テンダー

の前に煙突の接合部にリングを入れて見ました。単なるお飾りです。ううん、サンドボックスの頂部も何かしたいな・・. さて、テンダーですがまずカプラー。使い古しの#58があったので、それに併せてポケットを削りました。ネジの留め部は銅リベットのど真ん…

一気に

作りました。演奏会はまあまあの出来、気が抜けましたが、模型の世界に戻ります。 煙突はエコーのストレートが似合いますので、そのまま交換すれば良いのですが、つぼみ堂の味を残したいので、裾だけ使います。エコーさん、ごめんなさいね。ヤトイにハンダ付…

構想

そういうわけで、今日も停滞。多少とも構想を練りました。 煙室サドルには隙間が目立つので、受けとしてリベットを打った板を当てます。煙突は、煙室にハンダ付けされたビスに捩じ込むと言う特殊な取り付け法で、小加工して裾を付ければ良いでしょう。サンド…