2014-01-01から1年間の記事一覧

エアーロコを作る(26)何とかコロガシテスト迄

いきました。まだシリンダは固定していません。ブロックの角を丸める作業があるからで、弁室が出来てから固定します。今回はきっちり嵌め込む事が出来るので。接着剤で十分でしょう。 いよいよ弁室です。やや縦長なので、3.3×2.9としました。端より0.4離れて…

エアーロコを作る(25)シリンダブロックの作り直し

本機のブロックにはフィン(翼)がついていますので、横フライスで削ってみました。斜めから見ると、 縦に見ると、 横から見ると この作業はすべて横フライスです。縦フライスではワークが逃げて曲がってしまうでしょう。でも出来るかも知れませんね。テスト…

エアーロコを作る(24)シリンダ

そういうわけで、シリンダはこのように出来ました。少しゴツイけれど、こんなもんでしょう。 問題はスラードバーを取り付ける孔あけです。実物は複雑な構造でシリンダに取り付けられていますが、模型的には孔をあけてハンダで留めるということになります。し…

エアーロコを作る(23)シリンダ前後蓋の続き

打ち出したリベットではボルトの迫力が出ないので、埋め込む事にしました。φ0.3はやや細いのでφ0.4にしましたが、本当はφ0.35がベストでした。ロストの原型なら作り直す所ですが、座興でつくっているエアーロコなので、これでいきます。2枚はスライドバーの…

エアーロコを作る(22)シリンダ前後蓋

前後の蓋を旋盤で挽いて割り出しテーブルで割出すと、センタがなかなか出ません。最近はクロステーブルで座標軸を定めてリベット打ちしています。今回はシリンダー外径が3.8なので、3.0の円に8ヶ打ちます。中学校で習ったルート2が役に立つわけですね。 一…

エアーロコを作る(21)スライドバー

スライドバーは通常は洋白の角線です。本機は0.5弱なので削り出す必要があります。その際、「線から削り出す」方法が「板から削り出す」方法より優れている事は、岡山のUeさんから承っています。今回はφ6から削り出しました。このように、ピンンバイスに把…

エアーロコを作る(20)クロスヘッド

その前に、昨日の記述で大きなミスがありました。第2動輪のロッドピンの頭の間隔が16.4であり、第1動輪ではありません。そのために、多くの誤解を招いた事をお詫びします。第1動輪のロッドピンの頭間隔はは15.4でした。頭を0.2削って小さくしましたので、…

エアーロコを作る(19)シリンダブロック

これが出来れば、下回りはヤマを越えます。シリンダ中心間隔ですが、ギリギリ16.2で作ってみます。第2動輪のロッドピン間隔は16.4でしたので、これからピンの頭を削り、何とか納めたいと思います。材料は5角棒で、フライスで3.2まで落として、クロステーブ…

カーボン板の切削

実はカーボン板を楕円に削ってマーバーを作って欲しいと言うご注文でした。しかし、円板を偏芯させてフライカッタのように使うので、ある程度の剛性が必要で、前のφ40の丸棒カラムでは、限界でした。さすがに馬力はありますので、快調に削れました。 楕円の…

フライスのこと

さて、今迄使っていたものはサカイのMM-140クラスで、支柱を特注してホーセイのクロステーブルと組み合わせていました。さすがにサカイでスピンドル回転の滑らかさ、静粛さは素晴らしいものでしたが、支柱がヤワで重切削が出来ないため、今回のフライス導入…

エアーロコを作る(18)ロッドの調整

まず、全くガタをつけずに組みました。固いです。基本は軸箱は絶対削らず、ロッドの孔を僅かに大きくして調整します。細密リーマですと、軸孔毎に微妙に孔の大きさが違ってしまう事もあるので、0.05だけ広げる事にしました。こういうものを使います。オーク…

FM80E

とうとうフライスを買ってしまいました。ベルメックスのX-1ではなく寿貿易のFM80Eです。これは、寿貿易がX-1を自社工場で整備して販売する、言わばカスタムメイドのフライス盤です。当然コストもかかりますが、H氏から奨められてこちらにしました。 木箱から…

エアーロコを作る(17)フレームを組みました

ちょっとトラブルがあり、上板を修正しました。その後ハンダを流し組みました。やはり、失敗がありました。なんと、スペーサにハンダが回ったのです。バーナーで炙って取りましたが、冷や汗でした。動輪を嵌めてみます。寸法は間違っていませんでした。よう…

エアーロコを作る(16)フレーム

旋盤を自由に使える環境があれば、フレームの組み立ては挽き物のスペーサを治具にするのが一番です。今回は超低頭ネジを利用し、M1.4のタップをスペーサに切って組みました。殆ど力は加わらないので、ネジの下孔はφ1.2です。 左右のフレームのズレ調整は、立…

絵心

今日は同業の忘年会です。雑文を。 子供の頃、図工は評価3でした。工作は5ですが、絵が2なのです。そのことがトラウマとなり、いまだに絵心に自信が無く、レイアウトより車両工作に力が入ってしまいます。レイアウトの上手の方は間違いなく絵心があります…

疲れた〜〜

というわけで、孔のあけ間違いはすべて修正、結局27台作りました。手間は2倍ですので、50台位のエネルギーを使いました。次の生産は3月のスワップミートで、新額堂さんにも、少し卸す予定です。明日K兄に送ります。大宮で多分完売でしょう。 エアーロコに…

間違えた〜〜

ローラー運転台のベアリングはφ5ですので、間隔は5.5mmとしています。センタから±2.75というわけです。ところが、第2回戦で、2.25としてしまいました。これでは4.5でベアリングが留められません。またまた頭の中が真っ白(なんとことはありませんね)とい…

ローラー運転台

「大宮の展示会で販売したいので、ローラー運転台を○×台作ってくださいよ。」というGKのK兄からのご宣託、平素お世話になっているので、快く引き受けましたが、納期が迫っているのに機関車やレイアウトの準備。今日は、作業日という事で、すべてこれに当てま…

エアーロコを作る(15)ギヤボックス

フレームの前にギヤボックスを作ります。というのは、このギヤボックスがフレームの上板を貫通するからです。寸法はタイトなので、まずはギヤボックスから。設計通り孔をあけて、真鍮線を治具にして組みます。 やはりコンはこちらの人間なのでしょうか?写真…

ナローは狭い!

というわけで、エンジンに戻ります。フレーム、ロッドは出来てますので、フレームの組み立てとギヤボックスです。以前、ダックスを作った時に、フレームにアイドラーギヤーが組み込まれている構造がとても好きにはなれず、すべて吊り掛け式としてギヤボック…

キニイラナイ病

昨日のサイドロッドは修正しました。いずれ下回りの画像でお目にかけます。 ところで、K様のご厚意で使わせて頂いたgrandtのボルト/ナットですが、やはりちょっと大きくて気になっていました。そもそも形態的に日本には無かったカタチのような気がします。…

エアーロコを作る(14)ロッド類(5)まずい!

いちおうロッドにしてみましたが、アラが目立ちます。そろそろ眼にきてますね。写真を撮るとわかります。 高い品位のパーツとはとても言えません。まずいなあ・・・。

エアーロコを作る(14)ロッド類(5)kanari

Grandt Lineのボルト・ナット

があることは、おぼろげに知っていましたが、現物を見るとその出来の良さに感動します。今回はちょっとオーバースケールで、四角の座金を使いたかったのですが、仕方が無いでしょう。ご指摘いただいた通り直しました。1脚に12ヶ必要なので、無くなってしま…

エアーロコを作る(14)ロッド類(4)また悲劇!

メインロッドはテーパが強過ぎて細くなったので、作り直しました。二枚貼り合わせなので、仕上げたらアラジンストーブの上に置いてハンダを外します。ここで悲劇となりました。サイドロッドをピンセットでもちあげ、外そうとしたら何と2枚に外れて1枚がス…

しつこく木橋

K氏からグラントの座金をいただいたので、使ってみる事にしました。ランナーのままミツチャクロンで下処理してロックペイントの黒を吹き、ラストゥールでさびを付けました。 ちょっと大きめかも知れません。しかし、グッと存在感がありますね。K様には感謝申…

木橋、作り直し!

もともと、はすかいの板の角度が気に入りませんでしたし、上方の横板はかえって煩わしい感じです。思い切って作り直す事にしました。グラントのボルトは送って頂ける事になり、大助かりです。真鍮や洋白の線を埋め込んでから、ヤスリで頭を平らにして、黒染…

木橋の製作、ボルトの表現

木橋はボルトで組まれています。当初はME(マイクロエンジニアリング)の極小スパイクで何とかなるだろうと高をくくっていました。しかしキニイラナイ! やり直す事にしました。しかし、ピンを黒染めして打ち込んでも、黒染めが剥がれるし、難しいな。まさか…

木橋の製作、マチ針大作戦

昨日の試作で、面倒なのは丸太と平板を組み合わせる最初の段階でした。こんなことは常識かも知れませんが、マチ針で仮留めすると上手くいくようです。 上方の平板は要らないのかも知れませんが、片面を組みました。 ここでチョッパーで高さを揃えます。 必要…

木橋の試作

ちょっとだけ試作です。定番のドリフトウッド/STカラーで材料を染めます。 カットはもちろんNWSLのThe Chopper。これは旧いモデルで、新しいタイプも買ってはあるのですが、まだまだこれで十分。この道具は優れものですね。 作戦では、ここでMEの極小スパイ…