2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

南予のBrooks(22)煙室サドル完成とドレンコック

今年も今日でおしまい。今日も飛び込み仕事で工作時間はわずかでした。神社の総代なので、これからお籠りしてきます。シリンダブロックは完成しました。メタルロックで接着しています。この方が位置の微調整が出来て作りやすいので、接着剤の併用は愛用して…

南予のBrooks(21)煙室サドルの製作

フライス等の工作機械を多用しましたので、ある意味では機械自慢になってしまいますが、御覧下さい。材料は4×8のフラットバー。ハンダ付け固定でフライス作業したその治具ですので、ハンダが付いてます。 中央に0.6のスリットを入れます。 これを、縦フライ…

大阪へ

爪の治療法の勉強で大阪に行ってきました。日帰りです。朝、仙台空港アクセス鉄道で出発です。いちおう「鉄」のつもりですが、コンは生涯電車は好きになれないでしょうね。 新大阪駅に何とC57と9600の動輪が展示されていました。 さっそくフランジの形態をチ…

南予のBrooks(20)煙室サドルの構想

なんやかやで、実技まで到達出来ませんでした。米国型の煙室サドルは、巨大な鋳物を中央でボルト留めした構造となっていて、必ずセンタに継ぎしろがあります。出来ればそれを表現したいし、両側の立ち上がりにもカーブを付けたい。カーブはボールエンドミル…

心向き棒の寸法

今日は職場の忘年会(毎年コンの誕生日が忘年会です)で工作を休みます。 「心向棒の長さを定める公式を導いて欲しい」という依頼があったのは、35年位前の事です。簡単な幾何学、ピタゴラスの定理で導く事が出来ました。その後TMS等にも同様の公式が示され…

南予のBrooks(19)弁室

多忙を極めており進行が遅い事をお許しください。その点では故平尾氏は凄かったです。 弁室は角張っているので、サイズは4×3.5×2とし、0.2だけ段を付けます。例によってフラットバーから(オイラーの孔がずれているのはご容赦ください)。 すべて横フライス…

南予のBrooks(18)動輪押さえ板

実物では軸箱はバネで吊られていて、それで動輪は抜けないわけですから、動輪押さえ板は模型独特の部品です。かつては動輪が上に抜けるように作られた猛者もおられましたが、強度の面では厳しいですよね。さて、最初の押さえ板は、余り良い出来ではないので…

南予のBrooks(17)集電ブラシ

どうせサイドタンクの陰に隠れるのですから、ここにブラシを設ければ、配線も楽だし、ブレーキ回りの工作にも支障がないわけですね。 仮配線して、試走させました。ヤッホー!スルスルと一発で走ります。尻振りは全くありません。これで、当所の目的の8割は…

南予のBrooks(16)モータマウント

動軸はベアリングでガタは殺してあるので、ギヤボックスは作らない事とし、フレームに直接マウントします。ブラケットはこんな感じ。モータはアルの小型小判型です。 実はこれ二つ目です。一つ目は、作った後直角に曲げようとしたら折れました。快削真鍮板は…

南予のBrooks(15)動輪押さえ板

蒸機製作の一つのポイントは第1動輪のロッドピンとクロスヘッドの干渉です。そのため、クランクピンの頭を沈めたり、クロスヘッドの裏を削ったりするわけですが、同時に第1動輪の左右動を殺す事も大切です。今回はベアリングが入っていますので、ベアリン…

夕張11号

過去のブログと重複していたらお詫びします。原型が好きなので、真空ブレーキ装備の初期型を作りました。この機関車は最初から空制なので、実物にはありえない姿です。それでも、そういう模型も楽しいのでは?という提案です。実物では存在しなかった状態を…

今日と明日は

よんどころない事情で工作もブログアップも出来ないので、ちょっとつなぎの話題を書きます。すでに3D CADも普及していて、手書きでの立体図を書く事は無いと思いますが、以前はこのような斜眼紙を使っていました。現在はオストリッチ製しか入手出来ないよう…

南予のBrooks(14)フレームのステー

実はフレームは挽き物のスペーサーで組んだだけで、他は何もついていないのです。 当然シリンダブロックも置いただけで固定されていませんでした。そこで、ステーを作ります。内巾が4.70なので、当該の巾の真鍮板を切り出します。両端は動輪押さえ板とシリン…

角形モータについてのお願い

今日は同業の忘年会で、工作はお休み。お願いがあります。この写真の角形モータはミネベア製でおそらくマイナーチェンジのために旧製品が秋月電子に流れ、私たちモデラーも入手可能だったものです。すぐに在庫は切れて入手不可能になりました。しかし、この…

南予のBrooks(13)コロガシテスト

シリンダブロックは一旦バラして、再度接着しました。今回はエポキシで、0.3ミリ幅広くしました。シリンダ中心間隔は予定通り165ミリで納まりました。コロガシテストは一発で合格!これで第2関門通過です。あとは、いろいろ作ってけば良いだけですね。 追…

南予のBrooks(12)シリンダーブロック

シリンダー中心間隔は大き過ぎるとメインロッドが広がるし、小さ過ぎると第1動輪のロッドピンとクロスヘッドが干渉するという悩みがあります。そこで、シリンダー中心間隔のギリギリの寸法が知りたくて、シリンダーを仮止めして、組み付けて検討する事にし…

南予のBrooks(11)クロスヘッド回り

メインロッドに組み付けました。下部は丸くすべきでしたが、カットしてバロー兵衛ヤスリ(4番)で舐めただけです。 結構タイトです。ピンの固定はカシメ。こんなとこにハンダを流せませんよね。カシピンはφ0.6のオリジナルのもの(ガレキで汎用してます)、…

南予のBrooks(10)スライドバーの孔あけ治具

「シリンダーにスライドバーの孔をあける時には、必ず治具使用の事!」とはH御大のお教えです。素直な(ほんとかな?)自分は当然これに従います。まずt1真鍮板にストローク1.6で孔をあけ、片方はシリンダー貫通のパイプ、片方はスライドバーとします。スラ…

南予のBrooks(9)さっそく手抜き

シリンダーブロックまわりにかかります。シリンダーですが、フェルトバーンの残りがありましたので、流用する事にしました。ただし、スライドバーを溝入れして嵌め込む方式は止めましたので、せっかくの溝はt0.4真鍮帯材で埋めました。 なにも挽き出せば済む…

南予のBrooks(8)ロッドピンまで

締め付け工具を仕上げました。パイプの一端に棒材を埋めてネジを切り、締め子を押すようにしたわけです。上手くいきました! ロッドピンのマイナス溝を無くすのが今回の目的。ロッドピンはφ0.97で作り、スルスルとまわりました。輪芯がPOMですので、最終的に…

南予のBrooks(7)トラブル発生!

ギヤ入りの動輪の動きがちょっとおかしいゾ?ということで、調べてみたら、何とギヤ固定のためのロックタイトがベアリングに回り込んで、ギヤとベアリングが固着していました。ですから、ベアリングではなくペデスタルで動いたいたのですね。仕方が無い、分…

南予のBrooks(6)ロッドピン締め付け工具

尊敬する故内野氏が北炭の機関車で作ったロッドピン締め付け工具。一度作ってみたかったので、昨日からトライしていました。材料が快削材でないために、表面が粗くなりました。先端にわずかにテーパをつけた材料です。手前はシャンク。 早い話が手で締めるコ…

今日は画像無しで・・・・

月曜日は超多忙です。工作もしましたが、画像は明日とします。皆さんにご心配かけましたが、顔面の打撲はかなり回復しました。今日からジョギングを再開しています。 今日のテーマはロッドピン把持工具。マイナス溝を入れないロッドピンを把持して締め付ける…

南予のBrooks(5)車輪完成!

ひたすら作っていて、画像の収録を忘れていました。車輪の作り方は今年のJAMで供覧しましたので割愛。ベアリングを入れて組み立てて、ロッドを組み付けました。さすがにわずかなカカリが残りました。これはロッドピンの精度です。計測で±0.04くらいの誤差が…

南予のBrooks(4)続々ロッド類

一手間というのは、中央部の凹ましです。実物は裏表凹ませてありますが、これはバランスウエイトの「逃げ」だと思います。フライスで削る場合は把持出来ないので、3×3の真鍮角棒にハンダで仮止めして削りました。実測で0.55ですから、0.25削り込みました。 …

南予のBrooks(3)続ロッド類

フライスで中央部を削ります。今回ある方法を考えました。つまりロッドピンの孔にφ0.4の線材を差し込んでバイスで銜えるのです。ロッドピンの孔はφ1なので、中央より0.05だけ余計に銜えていることになります。0.5なら丁度中央ということですね。これでロッ…

南予のBrooks(2)ロッド類

何とか両眼視出来るようになりましたので、ロッドを仕込みました。軸距離は15.0ミリなので、クロステーブルで正確に送り、センタドリルでもみつけして、メインロッドとサイドロッドを作ります。材料は0.8t洋白です。ここで、またまたやらかしてしまいました…

南予のBrooks(1)

今日から製作開始です。体調は良いのですが、左目がかなり腫れていて両眼視出来ません。それでもフレームをケガいて仕上げました。材料はt0.8快削真鍮です。 初めにペデスタルを仕上げました。ベアリングがヌルリと入る事を確認しました。ケガキと微妙にズレ…

こけちゃった!

フレームの設計も終わり、はりきってジョギングへ。下り坂でなんと躓きました!黄金の両手は守りましたが左頬部挫創(縫合不要)、右膝擦過傷で、当然自己治療しました。消毒は滲みますね(笑) 本当は今夜フレームを切り出す予定でしたが、気力が無くなりま…

設計

ご指摘がありましたので、ボイラ径は10ミリにしました。この場合、原図をコピーして、1ミリカットして貼付けるという超アナログな技法で設計変更しました。切り貼りは得意で、あのフェルトバーンも切り貼りの結果生まれました。キャブの妻ですが、著名な機…