2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

スケール・ルーペ

今日は東京で講演をしてきました。工作は出来ません。つなぎの話題です。これは、鹿ヶ谷さんに教わったスケール・ルーペ。覗いてみると、脇にスケールが映っていて、画像の大きさがコンマ1ミリ単位で測定、というより推定出来ます。細いドリルが折れている…

動輪を作る(8)

ご指摘いただきましたように、スプレッディング・マンドレルがタイヤの切削には向いている事は理解出来ましたが、コン流でお話を続けます。ドーナツを円板で押さえて、タイヤを削るという事ですね。押さえの円板はレンチで締められるように、このような加工…

動輪を作る(7)あっという間に

車輪は出来ました。その過程は今日は疲れたので後日にさせて下さい。ともかく、18枚の車輪は出来ました。 絶縁車輪はこんな感じ。ポリアセタールでも何とかなりました。 ヤトイはこんなに使いました。ご指導いただいたように、場合によっては再利用出来ます…

今日はあまり進みません。

動輪9軸分、タイヤを仕上げるつもりでしたが、いろいろ忙しく、あと8枚残っています。今日は旧い恥ずかしいお話をさせていただいて、つなぎとします。 車輪の断面を規定したNMRAのRP-25は車輪を作る場合のスタンダードです。実は車輪のプロフィールは16番…

週末

土曜日は町内会の集まりで工作は進みませんでした。 日曜日は上京しました。まず、東武鉄道の博物館に行きました。お目当てはピーコックの4-4-0。真っ先にキャブ内を撮影しました。 右側手前は蒸気ブレーキのブレーキ弁のようです。つまり、この機関車は蒸気…

動輪を作る(6)タイヤ削り

ま、何とかバイトの修整も出来ましたので、タイヤ削りです。 フランジの丸めはヤスリです。これが一番危ない仕事かも知れません。 3枚出来ました。良く切れるバイトは、切削面が光ります。その光沢が旋盤屋を刺激するのです。 週末は野暮用で、工作は滞るか…

動輪を作る(5)バイトのことなど

ドーナツの全面を削りました。タイヤ厚は何とか2.7に納まりそうです。 NMRAのRP-25では#110のフィレットは半径0.35ちょいです。超硬チップの刃先がそのくらいの丸みなら十分使えます。今回もそうするつもりでしたが、やはり手仕事をお伝えする必要性があり、…

動輪を作る(4)今日も旋盤工

タイヤの製作に入ります。この作り方は、コンが考案しました。ご参考迄。 まず、ドーナツを作ります。快削洋白棒に13ミリの孔をあけて、約3ミリの厚さでカットします。このとき、端面は仕上げておきます。このような重切削はマイフォードにおまかせ。 マ…

動輪を作る(3)今日は旋盤工

輪芯を18枚削りました。外周の誤差は測定値で0.03以内でした。これが、アマチュアの限界かも知れません。 こうなります。 ヤトイはこんな感じ。ひっくり返して、もう一度使えます。その後は、丸棒を入れ替えれば良いわけですね。森井さんから良いアイデア…

動輪を作る(2)輪芯の旋削

輪芯に正確なφ3の孔があきましたので、その孔を基に輪芯を削ります。まずヤトイを作ります。先日杜さんがいらした時の、15φ真鍮棒を使います。センタードリルでセンターを出して、φ4の洋白棒をハンダ付けします。というのは、φ15からφ3まで落とすと、…

動輪を作る(1)

昨日、今日と関西へ出張していました。昨日はブログをお休みして大変失礼しました。今日から気合いを入れて再開します。 ロストの輪芯にまっさきにすべきことはボス孔の作成。車軸はφ3.0のストレート打ち込みなので、正確な孔あけをどうするかです。少なくと…

動輪のこと

蒸機の製作は動輪がなければ出来ません。しかし、本邦の動輪供給状況は悲惨な時代もありました。手に入る動輪はカワイの15.5のみ、という時代もありました。今でこそ、珊瑚さん、エコーさんが質の良い動輪を供給してくれますが、かつては暗黒時代もありまし…

HOe動輪を組む(2)竹べら法とは?

では組み立てます。片方は文句無しに打ち込みます。車軸をパイプを介してコレットで銜えて、押し子で押し込みます。このとき、車軸にロックタイトを塗りますが、軸受けまで廻ってしまうと取り返しがつかなくなるので、写真の様に半分だけ押し込んでから外側…

HOe動輪を組む(1)

まもなく発売のHOeの動輪ですが、組んでみてやはりフレの問題が生じました。そこで、正確に組む為の方法をお示しします。問題は、その為には旋盤とφ2のコレットチャックが必要な事です。その条件が満たされているものとして、記載します。 車軸はφ1.5なので…

Bタンク/完成!

左側のサイドタンクが少し浮いているので、修正します。ランプ掛けはまだです。実は全く試走させてませんでした。恐らく一発で走るであろうという確証はありましたが、今日その通りでした。このBタンク、自分のオリジナルでも何でもありません。とどのつまり…

Bタンク/汽笛の位置

まず、殆ど出来ました。汽笛はどうしましょう? 1)スチームドームの脇 2)スチームドームの上(つまり安全弁とセット) 3)屋根の上 4)キャブの前方妻板。 以上を検討し4)とすることにしました。 取り付け台はt1.0真鍮板よりこのように作ります。汽…

Bタンク/ううむ!

メールをいただきまして、「入門用のBタンクをお作りのようですが、これは上級者むけで、到底入門用とは思えません」とのこと。まったく、その通りです。簡易自作のつもりが、すっかりエスカレートしてしまいました。これの何処が入門用なの?と唸ってしまい…

Bタンク/縁取り等

いろいろ作りました。タンクのハッチとか、砂箱の上部とか・・・。キャブ回りに縁取りを施すかは、少し悩みました。汽車会社の耶馬渓Cタンクなどから、古典の雰囲気を少し加味すると縁取りは合った方が良さそうです。材料は0.5×0.2洋白帯材でしました。 あと…

Bタンク/キャブ後方の造作

現状では、キャブの後方は炭庫までスケスケです。石炭取り出し口と仕切りを付けなくてはなりません。これがどういうものか?全くわかりませんでした。幸い模型の大先輩、お友達から情報をいただき、どうやら石炭取り出し口を具備した後方の造作が出来ました…

紫外線硬化型接着剤

今日は同人誌の袋詰めで終わってしまいました。炭庫のキャブ内を作る予定でしたが、12時半をまわり、無理しない事にしました。で、つなぎの話題です。 ガラスの水槽等の組み立てはフォトボンドと呼ばれる紫外線硬化型接着剤が使われます。また、歯科の治療…

動輪の振れ

若くて意欲満々のモデラーさんが来訪されました。動輪の振れの問題です。内野師匠の「竹べら法」を知りたいという事で、1時間程いろいろやってみました。その結果、振れと偏芯が両方有り、修整はかなり困難という結論に至りました。自分も動輪の加工等さん…

Bタンク/安全弁2

今日は講演会等あり、まったく時間がありませんでした。工作台に向った時にはもう12時近く、じゃあ今日のブログのネタはどうするの?ということになりました。ま、今日は素直にこれだけですと白状して勘弁を願います。ブログ開設以来1日も休んだ事はあり…

Bタンク/安全弁

安全弁は適当に作る予定でした。すなわち、ドリルレースでベースを作ってφ1.0の孔を目分量で二つあけて、 ドリルレースでφ1.0の真鍮線にチョコチョコっと加工して、 これを組もうとして、はて?と思い至りました。コッペル等はサイドに孔が沢山あいているタ…

Bタンク/仕上げ

いろいろ迷っています。前作は入れ替え用も念頭に、つかみ棒、エンドビームのステップ等がありました。今回は思うところあって、古典機の雰囲気を出してみたいのです。例えば煙室サドルの脇の排気パイプは近代型です。古典機ではパイプはサドルの中を通って…

試作

PU101の改造キットの時もそうでしたが、果たして今回の動輪セットがきちんと機能するのか?心配になりました。そこで、テストを兼ねて試作する事にしました。久しぶりにナロー回帰です。これはPU101の改造キットがちゃんと出来ると言う証拠の為に作りました…

動輪セット

同人誌の編集が終わり、ちょっと気が抜けました。こういう時には、得意の単純作業。というわけで、懸案のHOeφ7ミリクランク動輪のセットを組みました。車軸がφ1.5なので、ギヤを組み込む為に、外径2、内径1.5のパイプを30ミリほど添付します。カットは糸鋸…