2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

帯材の孔あけ

同人誌の編集もようやく終わりました。 バルブロッドは試作のように、帯材と線材で組み合わせます。ということは帯材に正確な孔あけが必要になります。従前はポンチングを「オプテイカルセンターポンチ」で打って、孔あけしていましたが、眼力が衰えてポンチ…

高熱蓄温調ハンダ鏝

ニクロム線ヒーターのハンダ鏝は「第1世代」であり、すでに第4世代まで進化しているようです。配線にはステーションタイプの温調ハンダ鏝を愛用しており、細かい所には実に便利ですが、熱容量が小さいので、ちょっと大きなワークになると大変です。Ueさん…

wrenを作る(29)Valve Rodの組み込み(試作)

材料は0.8×0.2の洋白帯材とφ0.3洋白線。このようにまとめました。ガイドはいずれパイプが入ります。 後方のステイの部分が微妙にメインロッドのビッグエンドと干渉する事がわかり、作り直しです。でも、おおよその状況はわかりました。問題は、どこかでValve…

wrenを作る(28)Vibrating Lever組み込み成功

先ず「滑り子(勝手なネーミング)」を作ります。t0.8真鍮板からフライスでこのように削り出します。巾は1ミリちょい。 無事Slide Bockに納まりました。 カットしてVibrating Rodとφ0.4カシメピンで連結します。その準備段階。 Vibrating Rodは少し先端を広…

wrenを作る(27)Vibrating Lever組み込みなぜは失敗か?

Vibrating Leverの下部(遠位部)はスリットになっていて、Return Crankのピンに差し込まれているわけですが、動きの状況から回せばピンから外れる力が働きますので、外れて仕舞うというマヌケな事でした。 作り直しです。今回は、マリリンモンローのような…

wrenを作る(26)Vibrating Lever組み込みは失敗

組み込んでみました。うまくまわりましたが、あれれれ?さて、どうなったか、何故失敗なのか、当ててみてくださいね。カタチは何とかなっているのですけれど。 Vibrating Leverの遠位部はスリットでリターンクランクのピンに差し込まれています。明日、作り…

wrenを作る(25)Vibrating Lever

様々な問題は解決し.バルブギヤの取り付け待ちです。急がしいいのでとりあえずVibratingleverの材料を作りました。下部のスリットがリーターンクランクに嵌め込む為のものです。Slid Blockには挟むだけ。果たして回るかな?まだ太いのでもう少し削り込みま…

wrenを作る(24)Wrenと呼ばれるのは?

同人誌の編集で時間がありませんが、進めます。 調べてみるとミソサザイは体長12cmくらいの小鳥です。何故この機関車が小鳥になぞらえられるのか? Slide Brockの4カ所にφ0.3のボルトを埋めて切り離しました。受けはt1.0快削材で、フレームの厚さであるt0.5…

wrenを作る(23)Slide Blockの作り直し(続き)

糸鋸でTスロットが切れる事がわかったので、本格的に開始。丁度オークションで落札した格安のマシンバイスがあったので、それをガイドに切り込みました。 1×0.2の帯材がスルスルとおります。 割合綺麗にTスロットになってます。概略、スリットは0.7、深さ0.…

仙台地下鉄

今日は最後の新年会です。会場まで初めて地下鉄で行きました。リニアモーターカーであることは知っていましたが、乗るのも観察するのも初めて。軌道は普通のレールの中央に巾30cmくらいの突起が延々と続いており、その脇に第3軌条が見えます。問題はポイン…

wrenを作る(22)Slide Blockの作り直し

参考にしていた資料がライブの部品で、実物とは違う事を知り、とりあえず矩形に削り直してみました。 本来このSlide Blockはフライス盤のテーブルのようなTスロットになっているのですが、差し込むだけで済ますつもりでした。しかし、脱落防止機構が無いので…

wrenを作る(21)Slide Block

下回りは後方のシリンダ蓋を削って何とかなりました。まだ、少し調整が必要ですが、HackworthのSlide Blockにかかります。材料はφ4の洋白棒です。これをフライスのマシンバイスで銜えれば、シャンクが変形して後の旋盤加工に支障が出るので、まずホルダを作…

wrenを作る(20)コロガリテスト失敗!

ここまでは出来ました。すでにHackworthのSlide Blockの削り出しの作戦まで出来ているのですが、回りません。 原因はサイドロッドの前方縁がシリンダブロックの後方の蓋に干渉するのです。設計ミスですね。蓋を削るしかなさそうですが、嫌な仕事です。少しめ…

wrenを作る(19)また失敗だ〜〜

Hackworthの弁装置が何とか出来そうなので、とりあえず第2動輪のロッドピンにクランクを付け、Vibrating leberは差し込み方式にしました。ですからクランクの先にレバーの差し込みを付ければ良いので、取りあえずクランクピンを作りました。コッペルのの余…

wrenを作る(18)シリンダブロック完成

肝腎なのはクロスヘッドのストロークで、メインロッドを動輪に留めて、全くカカらないことを確認しました。シリンダ前後の蓋を取り付け、後方はグランドらしきものもつけました。弁室はリベット打ち出しですので、頭を平らにした方がいいかも知れません。オ…

スワップミートに向けて

今年3月27日には、第2回のスワップミート同窓会が開催されます。ご案内を頂きましたのでGKさんやNGさんと協同で出展する事にしました。ネタを準備します。 ベベルギヤセット、ラインシャフトセット、そして新型の朝マグ(極性の無いタイプ)、それに超柔…

鉄道模型博物館

今日は○×署の新年会。思った事を書きます。 現在きちんとした鉄道模型博物館は日本にはありませんが、まもなく完成するという嬉しい知らせが舞い込みました。ゲージはやや大きいけれど、そのコンセプト、理論は卓抜しており誰もが日本一(もしかして世界でも…

どんと祭

東北地方ではお正月用品を14日夜に神社で「炊き上げ」でお正月の神様を天に還す行事が多く行われます。自分も神社総代としてどんと祭を主導する立場にあり、今夜はもっぱらそれでした。そのなかで、地域の皆様とご挨拶して交流します。誰も自分が鉄道模型…

wrenを作る(17)組み立て

実際には第2動輪のロッドピンには弁装置のリターンクランクがつくのですが、仮にアタリを見る為に、長めのロッドピンで仮組み立て。無事コロがりました。 サイドロッドとメインロッドの間に0.2tのワッシャを噛ませれば、概ねメインロッドも平行を保てます。…

雑感

今日は大学の教室の新年会。自分はただ一人のその教室の三代目ですので、今年100周年記念行事でいろいろ動いています。それはさておき、今年から夕方5時で仕事を止めました。すると夕食の6時30分までの1時間半が実に素晴らしい時間である事を知りました。…

wrenを作る(16)クロスヘッドは恵まれました

スライドバーはシリンダーから1.5ミリ上方に取り付けました。この寸法が、ふと頭をよぎりました。「まてよ!あのポーターの設計の時確かスライドバーは1.5ミリうえだったな。あ!もしかして!!」というわけで、ポーターのクロスヘッドをスライドバーに嵌め…

wrenを作る(15)ロッド完成と組み込み

メインロッドは片方のエンド部に新しい孔をあけて、 このようにしました。 サイドロッドはそれぞれ±約0.5楕円にしましたところ、無事まわり一安心です。 クロスヘッドのクリアランスはかなりタイトです。いまだに設計通りにうまくいかないところです。シリン…

wrenを作る(14)ロッド完成と、その先

棒の部分はφ0.6としました。組み立ては、軸距離にネジを切った治具にビス留めしてハンダを流します。この写真はビスを締めた時に左側が少し歪んでいますので、あとで直しています。 下の2本がサイドロッド。上がメインロッドです。メインロッドは片方のエン…

バイスの取り付け

今日は新年会で工作は休みです。wrenのシリンダブロックの上面を斜めに削る問題では、バイスの下に板を敷いてバイスを傾けると言う方法を取りました。重切削でなければ許される方法のようなので、記載します。ご指摘のように傾きが大きい時にはクランプに一…

wrenを作る(13)ロッドの基礎工事の続き

治具を作り、ロッドピンの孔をあけます。バイスに治具を銜えて、クロステーブルで位置を決めました。φ0.6の孔は正確にあいていますが、ワークが少しへたりました。 6ケで良いのですが、失敗も考え8ケ作りました。 問題は端部のボルトの植え込み。これも治…

wrenを作る(12)ロッドの基礎工事

本機のロッドは文字通り棒状で、エンド部のボルトは上下ではなく前後に付けられています。ボルトを表現するかどうかはさておいて、エンド部の中央にきちんと孔があいていないとまずいでしょうね。さらに、細かい孔あけをする事を考えると、快削洋白の方が有…

wrenを作る(11)シリンダー前後蓋

これはすべて旋盤加工と成ります。昨日のリベット板をカットしてφ4の真鍮棒に、センター孔をガイドにしてハンダ付けします。 外周を旋削します。 センターにもう一度φ1の孔を穿け、φ2のエンドミルで0.2ほどボーリングします。 これを突っ切ればシリンダーの…

wrenを作る(10)シリンダーブロックの傾きの誤解

Rさんのご指摘でバルブが水平だと認識しました。言い訳に成りますが、縮小コピーを座右に置いてあり、シリンダ前方のバルブ案内の突起(赤)とシリンダー後方の突起がつながっているので、弁室はシリンダーと同様傾いていると誤解していしまいました。良く見…

wrenを作る(9)シリンダーブロックの傾き

のまえに、コーナーエンドミルで加工します。エンドミルは半径で表示されるので1,5です。 要領が分からないので、端材で練習。バイスの傾きも大事な要素です。 ま、何とかなりましたが、これからが大変、フレームに斜めに取り付けなければ成りません。そこで…

wrenを作る(8)フレームの進捗と・・・

フレームはパイプで仮固定していましたが、無事動く事がわかりましたのでスペーサーを角材から削り出してハンダ付けしました。やはり金属製のフレームは安心感があります。動輪の左右のガタは完璧に殺しましたので、ヌルヌルと走ります。多分この機関車は良…