枠田製作所の機関車

  薄井信夫著「蒸気機関車の系譜図」第3巻「隠れたる群雄」より抜粋
  枠田製作所はおそらく日本で最も謎のメーカーである。そもそも工場は「河北」にあるとされるが、その場所さえ定かではない。それは、日本の鉄道史で最も謎とされる「北杜鉃道」のどこかであろうと推測されるが、詳しい資料は殆ど残っていない。かろうじて銘板の拓本が東北地方の古寺に残っており、東北地方のどこかと推測されるが、戦前の大震災と戦渦でその遺構すら見つけられないのである。

  恐らく製造数は100両に満たないと推定され、多くの製品はは北杜鉃道や秋田、青森の森林鉄道に納品されたようである。岩手の南部軽便鉃道にも納品されたと言う記録が残っているが、定かではない。枠田製作所は主として産業用あるいは林鉄、地方鉄道の小型蒸機を製作していたが、代表的な1067ミリ軌間のBタンク(16番)はつぼみ商会が代理店となり、多くの地方鉄道(鉄道模型入門者)に納品されたという。その中で、比較的路線距離の長かった北杜鉄道では一部がテンダー機に改造されており、52号機はその典型である。銘板拓本と一緒に宮城県北部の古寺に残っていたこの52号機の写真は貴重なものである。

  画像は2枚のみ。恐らく日本では唯一のBテンダー機である。

  枠田恵三社主は晩年郡山に移住していたため惨禍を免れたとのことで、一部の工員は福島の協三工業で働いていたという・・・・。

  えへへ!全部作り話ですよ!明日からシェイにかかります。すでに設計を始めています。
  ジョギングはゆっくりで、30分50秒、カウンターは3135104でした。