間違えた〜〜

  ローラー運転台のベアリングはφ5ですので、間隔は5.5mmとしています。センタから±2.75というわけです。ところが、第2回戦で、2.25としてしまいました。これでは4.5でベアリングが留められません。またまた頭の中が真っ白(なんとことはありませんね)というわけでもなく、さて困ったとなりました。先行の20ヶは大丈夫で、加工済みの16ヶ、と加工前の20ヶです。

  このまま捨てるのも忍びないので、修正する事にしました。孔を0.5mmだけずらすのです。先ずM2の真鍮ネジを孔に埋めてハンダを流します。

  これを両面綺麗にヤスリ掛けして、センタドリルで新しい孔をもみつけすれば良いわけです。

  埋め金は16ヶプラス20ヶ、すべて完了。センタドリルの段階で力つきました。1回戦で5セットは完成しています。あと9セットはこのような苦労で出来上がる予定です。もしローラー運転台を購入されて、埋め金の跡がありましたら、この時の製造と思ってください。孔の位置がずれて修正する場合、埋め金はしばしば使われる技法です。その後ハンダ付けの工程があればロウ付けも良い方法ですが、ロウ付けした材料は孔あけの時にネバる可能性があります。普通は、孔を大きくしてから埋めてあけ直すというのが基本です。このようにネジで埋めるのは一般的ではありませんが、選択肢としては、覚えておいて損は無いと思います。