南予のBrooks(15)動輪押さえ板

  蒸機製作の一つのポイントは第1動輪のロッドピンとクロスヘッドの干渉です。そのため、クランクピンの頭を沈めたり、クロスヘッドの裏を削ったりするわけですが、同時に第1動輪の左右動を殺す事も大切です。今回はベアリングが入っていますので、ベアリングの間にステーを挟み込ませれば、左右動が殺せると考えました。この画像ではわかりませんよね。

  この画像もピンと来ません。

  実はこうなっています。ベアリングの左右動を殺すだけではなく、押さえ板そのものの左右動も殺しています。これで、ほぼ下回りは問題なくなりました。残る難関は集電ですが、これもある考えがあります。

  いろいろありまして、思うようには作れませんが、ベアリングを入れたナローの蒸機で、ロッド駆動で調子良く走る事を目標にしていますので、丁寧に作って行きたいと思います。