wrenを作る(14)ロッド完成と、その先

  棒の部分はφ0.6としました。組み立ては、軸距離にネジを切った治具にビス留めしてハンダを流します。この写真はビスを締めた時に左側が少し歪んでいますので、あとで直しています。

  下の2本がサイドロッド。上がメインロッドです。メインロッドは片方のエンド部の一部を加工してクロスヘッドに連結する予定でした。

  予定でしたと書いたのは、メインロッドとサイドロッドの軸距離は同じなのですが、模型にすると動輪クランクのストロークが大きく、クロスヘッドがシリンダー後部と干渉しますし、メインロッドとスライドバーも干渉しかねません。その対策としては「メインロッドを少し短くする事」です。これは小さな模型故の便法で、フェルトバーン等でも同様の処理をしています。本機では軸距離は11.4ですが、メインロッドは10.4と1ミリ短くしました。なにしろフランジもスケールオーバーで、シリンダブロック後方を削る必要がありました。設計でシリンダブロックの位置が少しおかしかったかなと反省しています。

  いつもながら、あちこちミスしながらも何とかカタチにします。明日はサイドロッドをまず組み込んで、それからクロスヘッドにかかります。