wrenを作る(21)Slide Block

  下回りは後方のシリンダ蓋を削って何とかなりました。まだ、少し調整が必要ですが、HackworthのSlide Blockにかかります。材料はφ4の洋白棒です。これをフライスのマシンバイスで銜えれば、シャンクが変形して後の旋盤加工に支障が出るので、まずホルダを作りました。5角にφ4でボーリングしてスリワリを入れて、これでφ4のワークを把持すると言う作戦です。

  旋盤で下ごしらえしたワークを差し込みます。

  横フライス2号でサイドを削ります。ワークの直角はDさんのスコヤを使いました。もちろんスコヤを抜いてから作業するのですよ。

  その後横フライス1号でスリットを入れて完成。ホルダのおかげで、シャンク部分は無傷ですので、旋盤で銜えて基部の加工も出来ます。センタ孔はあいています。

  検討すると少し大きめでした。動輪の1/3くらいの長さですのでこれから2ミリまで旋盤で削ります。今回丸棒ワークを銜えるホルダを作ったのは初めてですが、丸棒をフライス加工する場合には使える技法だと思います。ではまた明日!