帯材の孔あけ

  同人誌の編集もようやく終わりました。
  バルブロッドは試作のように、帯材と線材で組み合わせます。ということは帯材に正確な孔あけが必要になります。従前はポンチングを「オプテイカセンターポンチ」で打って、孔あけしていましたが、眼力が衰えてポンチ孔にドリルの先端が納まりません。そこで、機械化作戦となります。いさみやさんのバイスは便利ですが段が付いているのがこのような作業では不利です。ストックしてあった中古のマシンバイスを使います。キャップネジをレンチで締める方式ですが、手返しが悪いので、蝶ネジにしています。ワークは0.7×0.4の洋白帯材ですので、ワークが沈まないようにt0.6の快削真鍮板を敷板にします。

  もともと土台はクロステーブルですので、送ってセンタを出して、φ0.3ルーマキリで孔をあけます。

  これは邪道かも知れませんが、切削油として「ベルハンマー」を使ってみました。感触は良く、φ0.3が折れる気配は全くありませんでした。
  試しにあけてみましたが、孔は揃っています。しかし、少しセンタがずれちゃいました。この調整さえ出来れば、梯子なんて簡単ですね。

  結局帯材の正確な孔あけは、これに限ると感じました。高速ボール盤とクロステーブル、バイス・イン・バイスの技法にルーマキリでポンチレスであけるのが、一番です。手元には数台の高速ボール盤が遊んでいます。KKC会員用に張り切って落札したのに、以外に需要が無いのです。今回使ったボール盤はもちろんアシナのASG305H、あと2台不良在庫になってます。