試作

  PU101の改造キットの時もそうでしたが、果たして今回の動輪セットがきちんと機能するのか?心配になりました。そこで、テストを兼ねて試作する事にしました。久しぶりにナロー回帰です。これはPU101の改造キットがちゃんと出来ると言う証拠の為に作りました。調子良く走ります。

  上まわりは、かなり昔ナローのお友達からいただいたJ社のエコノミーコッペルです。

  動輪をこのφ7に交換してみました。車軸は2ミリなので、カラーの入ったこの動輪がピタリです。ギヤは昔のPUの車輪から抜き取りました。ここで、驚くべき事が起こったのです!位相を合わせて、ロッドをつけずに回すと、回転毎に位相がずれていきます。あれ?と何回やりなおしても同じ事。少しづつ位相がずれていきます。え?何これ?しばし、沈思黙考したのであります。

  わかりますか?第2動輪のギヤが少し違いますね。おや?と思って歯数を数えました。

  向って右が旧いギヤ、左が新しいギヤです。何と!歯数が違うのです!!旧い乗工社のギヤは12枚、最近のギヤは13枚なのです。いつの間にか変わっていたのですね。前記の現象は、13枚ギヤと12枚ギヤの混在が原因でした。第2動輪のギヤを交換して、きちんと走るようになりました。やはり、動輪の多少のフレはしかたがありません。ちょっとお尻を振りながら快調に走ります。これでPU101改造キットにこの動輪も使える事が立証出来ました。

  いや、ギヤの歯数の違いに気づくまでは狐に化かされたような気分でした。しかも13枚と12枚はちゃんと噛み合ってスムーズに動くのです。今回はこういう現象で発見出来ました。どなたか乗工社のPU101のギヤの歯数が途中で変更になったことを気づいた方おられますか?