動輪の振れ

  若くて意欲満々のモデラーさんが来訪されました。動輪の振れの問題です。内野師匠の「竹べら法」を知りたいという事で、1時間程いろいろやってみました。その結果、振れと偏芯が両方有り、修整はかなり困難という結論に至りました。自分も動輪の加工等さんざんやりましたけれど、いつもこの問題で泣かされました。位相が合っていて、振れの無い動輪は高いハードルです。振れ取りと言いますが、取れるくらいなら苦労はありません。取れないから困るのです。車軸にセンタ孔さえあれば、旋盤で固定センタで押さえて回転させながら竹べらで振れを取る事は出来ます。今回の動輪はセンタ孔が無く、専用の治具も使えませんでした。最終的には一旦動軸を抜いて、ボーリングしなおして、打ち直しということになりますが、それは自信が無く、取りあえずロッドの遊びを増やして、ペデスタルの左右のガタを殺し、手を入れれば何とかなるとお話ししました。え?何か画像が無いかって?今日は済みませんがありません。その後、同人誌の原稿のまとめをしました。明日印刷です。
  原稿書きやら何やらで、なかなかじっくりと工作が出来ません。嘆いてみても仕方がないこと、明日も出来る事をします。