動輪を作る(4)今日も旋盤工

  タイヤの製作に入ります。この作り方は、コンが考案しました。ご参考迄。
  まず、ドーナツを作ります。快削洋白棒に13ミリの孔をあけて、約3ミリの厚さでカットします。このとき、端面は仕上げておきます。このような重切削はマイフォードにおまかせ。

  マイフォード旋盤に関してはこれまであまりコメントしませんでした。というのも、コンが所有すべき旋盤ではないからです。もっと腕の良い、最高のモデラーが手にすべき機械であり、恐れ多いのです。内野師匠にそそのかされ、故人となられた日吉菊男氏とベルメックスを訪れたのはもう30年前の事、外人の女将さんと折衝して購入しました。メタル軸受けのML-10です。もう生産は中止になってます。この上位機種のスーパー7が、恐らくアマチュアが持ち得る最高の旋盤だと思います(平岡さんもそうおっしゃってました)。コンはマザーマシンとして、大口の加工の時に使います。今年初めてです。だって、切粉はこんなんですよ!

  洋白のドーナツは予定数出来ました。この状態では1面のみ仕上がってます。

  これをサカイで2次加工します。まずは厚さの調整、そしてタイヤの外周仕上げです。ヤトイは輪芯を削る時のものを再利用しました。フレは最終段階で、すべて解消されるからです。ドーナツの孔の内径が13ミリですので、それがぴったり嵌まるように、段を付けます。

  このように、ドーナツを嵌め込んで、円板で押さえて、ドーナツの厚みを2.7まで削ります。

続きは明日!