Bタンク/完成!

  左側のサイドタンクが少し浮いているので、修正します。ランプ掛けはまだです。実は全く試走させてませんでした。恐らく一発で走るであろうという確証はありましたが、今日その通りでした。このBタンク、自分のオリジナルでも何でもありません。とどのつまりは、つぼみのBタンクのパクリです。キャブまわりには、その雰囲気が残ってますよね。これはK兄からお借りした写真、所有者はM氏です。

  殆どの部品を自作し、いわゆるスクラッチビルドのお手本となるよう、頑張りました。磨けばもう少し綺麗になるでしょう。問題は基本の工作。故山崎喜陽氏が、久保田氏の作品を表して曰く「基礎の出来ている人は何を作っても良いものが出来る」、その時に自分は非常に反発しました。「じゃあ、模型の基礎って何なの、TMSできちんとそれを紹介しているの?」模型工作の基礎って何でしょう?基礎ができてるか出来てないか、どう判断すれば良いのでしょう?一つは精度だと思います。直角をきちんと出し、寸法通り仕上げる。そういうことを、若い人たちに是非学んで実践して欲しい、自作が少ない、フルスクラッチする人がいない、などとほざきましたが、キットが溢れている今日、自分のお話は遠吠えみたいなもんでしょうね。でも、模型の根幹である「工作」をもっと極めて欲しい、深めて欲しい、そんな思い入れから、このBタンクを作りました。その目的は近い将来はっきりするでしょう。


  今日でBタンクのお話は完結です。長々とおつきあい、感謝します。明日から、動輪の問題を話題に提供します。