動輪のこと

  蒸機の製作は動輪がなければ出来ません。しかし、本邦の動輪供給状況は悲惨な時代もありました。手に入る動輪はカワイの15.5のみ、という時代もありました。今でこそ、珊瑚さん、エコーさんが質の良い動輪を供給してくれますが、かつては暗黒時代もありました。その頃、血の気の多かったコンは動輪をロストでコピーするという暴挙に出た事があります。

  これは、原型が何だかわかりません。多分カワイだと思います。珊瑚のB6用もコピーしました。バランスウエイトが二種類あるので、二種類作りました。ロストでコピーすることは著作権の問題が発生します。でもメーカーが売ってくれなくて、個人用にコピーすることは問題なかろうと当時は思っていました。ですから、極く親しいお友達には原価でお譲りしましたが、市場にて販売はしませんでした。

  タイヤは何と!市販されていたφ15.5電気機関車用のスポーク車輪を外して使用しました。高かったな・・。

  結局、色々な問題があり、動輪として組んだのは2両分、それも手放してしまいました。今回、ある理由でこの輪芯で動輪を作ろうと思います。今日はその序章!今回は車輪といいますか、タイヤも作ってみます。模型人が旋盤を持ったとき、一つの目標は動輪の自作ではないでしょうか?コンの拙い経験で、綴っていきます。いろいろご指導ください。尚、明日関西へ出張で、ブログの更新は日曜日の夜となります。