牽引力測定

  本日ちょっとした実験に立ち会いました。非常に考えられた測定方法で、問題ないとおもっていましたら、色々な問題がありました。驚くべき現象もありました。つまり、通常はスリップ寸前の牽引力が最大かと思われましたが、スリップした後の牽引力の方が大きい場合がありました。これは伝動効率とも関係してくるようで、難しい問題と思います。古典的な滑車と分銅の方法がシンプルで良いのかも知れませんが、分銅を細かく増やして行くのは効率的ではありません。バネ秤は不正確なのと、測定範囲の問題があります。今日の実験で、模型の蒸気機関車であれば10g〜100gの測定範囲でいけそうだとわかりました。ということは、写真の200gのバネ秤の場合、滑車で牽引力を2倍に増幅すれば測定出来る事になります。本日の方法は、機関車に重りを引かせてスリップし始める時点での重りの重量減を牽引力とみなすということでしたが、ほんの僅かでも前進しないと動かなくなる機関車もありました。バネ秤ならスリップするまで、バネを引っ張るのでその方が実際的なのかも知れません。コンはこの分野では素人ですので、識者に教えて頂きたく、今日のブログとしました。