旧い話(5)カブースの思い出

  コンが鉄道模型にのめり込んだ昭和46年頃は、ナローはまだ完全な外様で、ともかく16.5 mmの線路上でおかしくないようにデザインするというのが模型作りの流れでした。以前にブログで書きましたつぼみの木曽森林シリーズがその考え方の代名詞だと思います。まだ20才の若きコンちゃんは、そんなことは全く知らず、単純に(純粋に)全ての鉄道模型は16.5 mmの線路上にあるものと思っていました。そして、こんなものを作っていました。これは多分ケーディーのロギングカブースをそのままパクッて模型にしたもの。あの、独特のディスコネクトロギングの台車は入手等出来るわけも無く、天賞堂の真鍮ムクの車輪のついたアーチバー台車で作りました。一応全自作です。

  こちらはコンボカブースと当時呼ばれたもの。コロラドナローのカブースですね。ペーパーで自作しました。

  いずれもコンが20才の時の作品(でもないか!)です。今から見ればナニコレの世界ですが、作っていた当時は胸がワクワクして高揚感がありました。この作品を見る度に、若くて蒼かった頃を思い出します。そして、ペーパーから金属への材料は変わっても、作りたい車輌は自作すると言う姿勢は変わらなかったと今更ながら思います。
  同人誌の編集であと2日は工作出来ません。明日も何かタワゴトを書きます。