B-6の再改修(2)今日は理論のみ

  このB-6の最初のイコライザはこのようでした。TMSの記事の真似をして、3軸を「鞍形イコライザ」を介してシーソーさせて2点、従輪で1点というわけです。しかしこの方法に難があるのは、イコライザ間のフリクションが生じてスムーズに動かない事です。このシステムはNGと考えます。

  今回の「トンデモ」はこのような考えです。第2動輪の存在は無視して第1と第3動輪にイコライザをかけてシーソーさせ、ここで2点、従燐の1点はコロ式の復元装置で三点支持、しかもイコライザの先はベリリウム銅線として、僅かなバネ効果をもたせるという考えです。

  すでにU氏も実践に入っています。この考えの元になったのは、模型では第1と第3動輪(つまり一番前と一番後ろ)で走っているのであり、ここをイコライズさせれば、中間の動輪はフリー(もしくは若干のバネ圧)で構わないのではないか?ということです。すでにイコライザのメリットは牽引力には関係なく、線路の捩れに対する追随と滑らかな走行です。このうち滑らかさに関しては軸バネの方が優れている可能性があります。イコライザの上下動を0.5とするのが標準ですが、そもそも0.5ミリも差のある障害物や線路があるでしょうか?現実は0.2の上下で十分と考えます。良く整備された線路なら固定軸の方が良く走るのかも知れません。模型の考え方はスケールによって異なります。Oゲージやそれ以上大きければ実物通りのイコライザの動きを期待出来ますが、小さくなれば誤差やガタも大きく、実物通りの動作が果たして期待出来るか疑問です。Nゲージの車輌にイコライザを入れる人は稀ですよね。