フォーニィの誘惑(16)悩む〜〜

  同人誌は大体出来まして、あとはページ振りくらいまでできました。
  ともかく工作せずにパソコンに向かっていると、フラストレーションが溜まります。フォーニィで気になっていたロッドのカカリを調整しました。その結果、原因はペデスタルの上下の遊びで、遊びを殺す事でほぼ解決しました。ここで、メインロッド、シリンダー廻りに進むのですが・・・、

  やはりロッド類がキニイラナイ。エッチング抜きでも、トーマさんのロッドは素晴らしく良く出来ていて、文句無しでしたが、こちらはいささか・・・。何より、ピン孔と外縁のクリアランスが0.1くらいしか無くて、下手すると曲がりそうです。もちろん、孔を広げて調整等絶対出来ません。じゃあ、ロッドを作り直せば良いじゃん、ということになりますが、ロッドを作り直せば、あちこちに飛び火して、下手すると動輪以外全部自作なんてことになりかねません。キット加工はどこかで妥協して、でも素組みでは得られない満足感を求めたいということで、相矛盾した命題になります。このままとりあえず走るようにして、その上でキニイラナイところを作り直せば良いじゃないか!という声と、いやもう気に入らない所は最初から作り直さないと、完成しないぞ!という声が入り交じって悩みます。模型仲間には途中まで作って気に入らなくなり放り出す人もいます。ま、いずれロッドは作り直しかな。あとはフレアテンダー。キャブは作り直ししたくない、どのみち9号機ではなくモドキだから良かろう、そんな重いが交錯してます。従台車も原型を作ってロストで吹き直し、なんてなったらこのキットはもうボロボロですよね。原作者に対する矜持もあります。キットの良い所を上手に利用して、自分也の作品に仕立てる、これはスクラッチよりはるかに難しい事と感じました。