フォーニィの誘惑(5)いよいよ暴走

  その前に依頼のあったロッドピンを20本作りました。いつもの作り方です。そのなかで快削材とそうでないものが混じってました。

  フォーニィですが、どうしてもフレームの組み方が理解出来ません。もしギヤボックスの前後板がフレームにハンダ付けされていなければならないとすれば、寸法が違っています。フレームの前方は挽き物のスペーサで固定し、後方は床板に固定するとなると、動輪押さえ板とギヤボックスは全く固定されない事になります。コンの認知症間近の頭では理解出来ません。ひらきなおってコン流で作る事にしました。すなわち、フレームの後方にもスペーサ固定の孔をあけて、2本のスペーさでフレームを固定する方式にしました。床板とは独立させて、必要に応じてビス留めとしましょう。はやりフレームは挽き物のスペーサでネジ留めで固定されるべきと思います(やりなおしもできます)。

  デフォルトより寸法をタイトにして、動輪の左右動は殺してあります。この期に至って、やはりメイソンボギーでなければならないと感じてきました。特にカーブでの後方のカプラーがかなり絶望的なのです。もともと、このフレームのギヤボックスが問題でした。ここを切り取って、吊り掛け式にすれば、大分違うと思います.ボイラからどのようにセンタピンを出すのか等、問題は山積ですが、カーブの切れない、牽引力の無い、カタチのよいフォーニィ、動力化の決定版を模索します。