マシンバイス

  またまた工作機械の話です。興味無い方はスルーしてください。金型師のMさんからスズキのM型横フライスを譲り受けたのはもう15年前。その時のお奨めは同じスズキの70ミリマシンバイスでした。これは2号の横フライスにも

  そして1号の縦フライスにも使っています。つまり3台あります。

  バイスが同じなら、敷板等も使い回しが出来るので、量産の場合にはとても有効です。
  ところで実は横フライスを譲り受けた時にもう一つのマシンバイスを頂いていました。ツダコマのVG100です。色がグレーですので相当の年代物です。これは口金の巾が100ミリと大きめなので永い間眠っていました。

  その後口金が75ミリのツダコマ最小のVG75を非常に安く入手し、アシナ姫のパートナーとなりました。

  ツダコマ(津田駒)のマシンバイスは町工場でも一級品として愛用されていた筈です。近年の町工場の廃止で時々出物があります。VG75の新品同様を諭吉さん一人でゲットした時には天にも昇る心地(だって新品は小型フライスより高価)でしたが、今般VG100が同様に格安で出てました。だれも落札しません。素晴らしい美人、否美品でした。

  当然石巻のUさんが欲しがる事はわかっていたので、2台入手しましたが、もともとMさんからの1台が独身のままですので、今回のVG1002台は嫁入り先を探す事になります。HOではちょっと大きめですが、Oゲージや大型の模型の場合はかなり有効と思います。ツダコマの口金の精度は驚くほどで、絶対に片銜えにはなりません。しかも、極めてタフです。国産品が極めて上質であるという証がこのマシンバイスと思います。