気分転換

  ある方からの依頼を少し進めました。すなわち「OJのローラー運転台を12基作って欲しい」というものです。少しお時間下さいね、とおことわりはしていましたが、あまりお待たせは出来ないので、進めてみました。その前に、S45Cの角棒を沢山入手していましたので、フライスの敷板(正直板)を量産しました。バンドソーがあるので、ラクチンです。マシンバイスの口金は70ミリなので、70ミリに切りそろえます。

  ワークは発注していたT5の30ミリフラットバー。今回は最小単位1mで買えました。こんなもの4m買ったって使い切れません。とりあえず20ミリにカットします。

  横フライスで20ミリに仕上げ、ベアリング部分を削り落とします。使用したベアリングはミネベアの外径6,内径2。厚さは3ミリなので、敷板を敷いてワークを銜え、フライスで3ミリ削ります。ええ、一回で3ミリ削り落とす重切削です。これで、日頃のストレスが吹っ飛び、コンが大好きなのは金属を切り削る事と知りました。これからベアリングとベークブロック取り付け孔をあけます。

  φ1のパイプに総型バイトで加工して・・なんてファインな仕事を続けて少し疲れました。もうシェイは動力部分は間違いないので、今日はちょっと道草です。
  そうそう、「ベルハンンマー」の効果が実感できました。ちょっと渋めのピンバイス(時計用ではない)に使ってみました。驚く程スルスルと滑らかに動くようになりました。ベルハンマーとモリブデングリスの比較データは無い様ですが、渋いピンバイスには有効でした。今後少量をサンプルとして模型仲間に配布する予定です。そしてモリブデングリルやシリコングリスとの比較検討が必要と思います。Nゲージはシリコングリスが主のようですので、このベルハンマーが模型的に有用かどうかは少し実験的な検討が必要でしょう。サンプル希望の方、メールいただければお送りしますが、必ず使用感のレポートをお願いします。