ボーレ万力

  今日は町内会の役員会です。風邪は8分治りました。で、またまた模型は休みで万力のお話。
  コンの推測では、いわゆるボーレ型万力はベルジョン等スイスの時計万力を日本でイミテーションしたものが模型用として出回っているものと考えています。JHTさんでは鋳物の型が壊れるまで私たちに供給してくれましたが、もはや入手は出来ません。これが左の標準型の話。ところで、同じ形態で口金が30ミリのミニボーレがある事をご存じなのはBSさん等の時計屋さんだけでしょうね。仙台に帰り、近所の時計屋さんが廃業するというので、拝み倒して頂いてきました。口金はいわき市のI氏に作ってもらい、何と台座まで付けてもらいました。

  そして、工作台の肥として30年、片隅でウエスにくるまれていました。しかし、今回の工作では初めて使いそうです。0.2×0.5の帯材をテーパに削る等、細密な工作が待っています。そして、これを台座ごとD氏の風呂椅子にセットすると実に具合が良い事がわかりました。机の上になるので、モノを落とさない。高さが25cm高くなるので,
苦しい前傾姿勢で作業しなくても良い等、うってつけです。

  というわけで、徐々に体制は整っていますが、時間が少ないのです。明日もある集まりがあるし・・・。
  また、永く工作室に居候していたアシナASD-305Hも明日晴れてお嫁入りとなります。多分これだけ程度の良いものはもはや手に入らないでしょう。あと1台だけ残っていますが、モータ交換の必要があります。アシナもあと2台になりました。十数台入手していますので、アシナを模型界に普及させた功績はあるのではと自負しています。もちろん、このボール盤は故内野氏からの強烈な推薦があったのです。