卓上ボール盤

  コンはボール盤にはかなりうるさい人間です。コレクションも沢山していますが、それはこれからの若い工作人に良い工具を供給したいと言う気持ちがあるからです。
  しばしば入門用のボール盤の相談をいただきます。資金に余裕があればサカイのMD-1がベストです。困った事にアシナやキラの中古ははその半額なのですが、大きくて重い事から敬遠されがちです。一方、φ1以下のキリであれば、高速ボール盤が使い易く、キラのKHD-6やアシナのASD305H、そしてFUJIのFBD-6が定番です。コンはこの他に変なボール盤も少し所有しており、早めに若い工作者に安価で譲渡を考えています。今回ホーザンのK-20が安く手に入りました。これはPROXONのデスクドリル#28128と同一機種です。工具の世界では、製造元が同じでブランドが異なるものが良くあります。代表はリョービとPROXONのバンドソー、そしてエミニとHARPのボール盤等でしょう。ユニマット3とAK-200、コンパクト5も同一設計の様ですね。

  ところで、今回入手したK-20はとてもウルサイのです。ベルトはこんなのが付いています。

  試しに、先日の余ったバンコードに交換した所、嘘のように静かになりました。

  これではちょっと太いのでφ3のバンコードに交換します。ボール盤の騒音は殆どベルトです。そしてベルトは決して緊張させないで「たふたふ」状態にすると静かになります。是非お試しください。
  今日は朝から登山、近傍の山に登って来ました。作年秋からさぼっていましたので、身体はかなり鈍ってます。これから7月の朝日連峰に向けて、トレーニング開始です。しかし寄る年波、疲れちゃって工作が進みません。シェイは軸受けの厚みに問題があり、作り直しになりそうです。明日から頑張りますね。