タッピングボール盤の謎(解決編)

  にゃんこのおひげさんのアドバイスで、逆転機構を検討してみました。その結果、スピンドルは自由に約10ミリ上下し、上では上方のプーリーに連結され下方のプーリーはフリーとなり、下がると上方のプーリーはフリーとなり、下方のプーリーとクラッチされることが判明しました。購入した時には幅広い歯のついたVベルトが上方のプーリーにかかっており、下方のプーリーには何も付いておらず、しかもレバーでの上下はギクシャクして、到底人様に譲渡出来る代物ではありませんでした。そこで思い切ってベルトを交換する事にしました。写真の黒いのが今までついていたVベルトで取り外しが出来ないため切りました。バンコードのストックがあったのでこの挙に出る事が出来ました。

  で、上方のプーリーは並列に、下方のプーリーはクロスするようにベルトをかけました。するとレバーを押すと逆回転のまま下がり、ワークに触れてクラッチが切り替わると順回転と成りタッピング出来ます。レバーを離した瞬間にクラッチが切り替わって逆回転になり戻って来ます。うん、こりゃあ素晴らしい。タッピングボール盤とはこういう機構だったんですね。久しぶりでワクワクしました。大成功です。にゃんこのおひげさん、ありがとうございました!

  こうなりゃあ、アシナ兄弟の従兄弟分として、コンの工作室に鎮座して頂く事にしましょう。しかも幸いな事に、工作台の右端(縦フライスのあった所)が空いています。そこに納めれば、3代目(あ、これは自分でした)もとい3台目のアシナちゃんを迎える事に成りました。

  おそらくキラのタッピングボール盤も形態は同じなので同様の機構なのでしょう。以前からタッピングボール盤の動力逆転機構がとても不思議でしたが、今日納得しました。嬉しくて、ブログアップも早々です。
  これから工作します。スワップの準備は完了しており、あとは同人誌の編集のみ。エアーロコの記事も書かなくては・・・。