黒ベークとかさ歯車

  タイトルの両者には何の関連もありません。
  K兄が、飲み代が欲しいのでローラー運転台を量産せよとのご宣託、黒ベークがあったことと、タッピングボール盤を使ってみたい事から、週末はまたまたローラー運転台の量産となりました。今月29日にイベントがあるようです。昨日クロベークは切り出しました。

  5台だけ組んだ所で、野暮用となり今日の作業は終わりましたが、うん黒ベークはカッコ良い!茶褐色のベークよりずっと品がありますね。さて、困りました!茶褐色も少しあるのです。同じ値段はつけられないな!

  注文は10組ですが、もう少し作れそうです。新しい方法で、かなり精度良く作れるようになりました。
  問題はこれ!1年前でしょうか、「かさ歯車を作ろうと思いますが、いかがでしょう?」というお友達からのメールが舞い込み「それではW氏が20組希望なので自分の10組も入れて30組お願いします」とお返事をしました。出来て来ましたよ!

  ベベルピニオンです。

  模型仲間にはベベルピニオンまで自作した猛者もおられますが、餅屋は餅屋、ギヤ屋はギヤ屋。ホブの精度等を考えれば、外注に超した事はありません。え?何故10組か?ですか。実は乗工社のシェイと3トラックを考えていたのですが、現在はTさんのシェイに組み込む予定です。2組余りますが、これは「失敗した時の保険」です。こういう部材は予備が無いと精神的に安心して作れませんから。
  尚、すでに20組は福島に旅立っています。このギヤを再生産出来るかどうかは全く不明であり、残念乍ら今の所ご要望にはお応え出来ない事をおことわりします。
  さっそく天敵さんの記事や平岡先生の記事を読み返しています。平岡先生は協育のデフォルトを使ったんですね。天敵さんは歯切りしましたので、大したモノです。かさ歯車と呼ばれるように、中心に向って歯がすぼまっていくわけで、単にホブで1枚ずつ切って行く訳にもいかないのです。ベベルピニオンはそのまま先端まで行けば1点に収束してしまうわけで、全ての歯は中心線からの距離で大きさが変わります。どうやって歯切りするか、見てみたいですね。