回転式角スポール

  今日は荒仕事です。尊敬するK先輩にML210は嫁ぎましたが、刃物台はデフォルトのもので、回転式角スポールを届ける予定でした。というのは、以前別な方の角スポールが割れて(ネズミ鋳鉄という素材に問題有り)、作り直してもらった時に、これでも割れたら砲金のスポールを使ってくださいといわき市のIさんからいただいてました。そこで、回転座だけ、今回作っていただいたのです。本体の根部の径は19.97でした。座は20.00なので、ヌルリと入る筈が、固いのです。そこで、こちらでヤトイを使ってちょっぴりハツってφ19.94にしたらヌルリと入りました。嵌め合い公差が0.03という事が良く理解出来ました。

  ラチェットが内蔵されていて、90度毎にカチリと固定されます。すなわち、バイトで削って突っ切りで落として、またバイトで削るということが連続的に出来るのです。刃物をワンタッチで交換出来るQCTPとどちらが便利か?という議論は避けます。それは多分「慣れ」の問題だからです。永年この回転式角スポールを愛用しいわき市のIさんの手作りの刃物台は日本で約30台稼働しています。思えば、いわき市にいた頃、Iさんが「かんな台なら良い物を作ってあげる」と作って頂いて、模型仲間に量産しました。

  ところが、間抜けな事に肝腎の取り付け金具を頼んでいませんでした。困ったな。頼めば作ってもらえるけれど、良し作ってみよう!ということで、死蔵していた10×60×200というぶ厚い真鍮ブロックから巾12ミリ程切り出して、作りました。

  上がIさんの製作、下の真鍮がコンの自作です。全く同じに作る事が出来ました。刃物台にもピッタリ嵌まります。

  このようになるのですよ。コンは2台持ってます。2号機はQCTPも愛用しています。
  そういうわけで、今日は荒仕事。大分へたっていたバンドソーの刃を交換しました(これが以外と大変!)。ついでに黒ベークのブロックも削り出しました(臭い!)。K兄から飲みに行く資金が足りないのでローラー運転台を量産せよとの指令が来ています。「今回から黒ベークでブラック仕様でいきまっせ」「よろしな!」てな感じです。
  しかし、しかし今日は本当はもっと凄い事がありました。この事については、語り尽くせないので、明日にペンディングします。