超硬チップ

  コンに旋盤の手ほどきをしいただいたのは、故内野日出男氏でした。内野氏からハイスバイトの削り方、仕上げ方等教えて頂き、良く研いだハイスが一番と教わりました。しかし、ステンは難物で、せっかく研いだバイトが構成刃先でダメになったり、刃先が破損したりと、苦戦が続き、ステンはこのような三角チップを使っていました。マイフォードの回転刃物台は何と高さ7ミリで、8角すら使えず、8×8のシャンクを削ったりしていました。もちろんチップスクリューなんて知りませんでした。

  真鍮のような柔削材は超硬は不要と思っていましたが、たまたまこのチップを知り、その恐ろしい切れ味に驚愕しました。

  そして、いろいろ調べると、こういう形態もあるみたいです。これも良く切れます。

  さらにこういうのもありました。どれをどう使い分けるべきか、からきしわかりません。詳しい方、教えて下さい。

  工業的には専用のバイトホルダにチップスクリューで固定すべきでしょうけれど、非力な卓上旋盤ですからS45Cの8角シャンクにキャップスクリュー固定で済ませてます。