サカイML210のこと

  これはJAMで使用した若い、いや新しいML210。ハンドルはJHTの新型に交換、テールストックにクランプレバーを装着し、刃物台は角スポールという極めて標準装備。年末のボーナス時期に某工場へ転出の予定。オークションで安く入手しましたが、手放すのが惜しくなりました。石巻のUさんも、その値段ならワシも欲しいとか・・・。ちなみにUさんのML210はプラのモーターカバーは既に撤去されていてファンが剥き出しです。

  これは27年使用したML210の1号機。ベルトカバーは吹っ飛び、プラのモーターカバーもグラグラ。それでも時計コレットホルダを装着、真鍮製の特製角スポール、テールストックには手作りハンドルとDROで厚化粧したオバサン旋盤です。オイルパンはアルミのお盆を利用しました。

  これは24年使用した2号機。やはりベルトカバーは外され、本体にはライト付き、刃物台はQCTP、そしてテールストックには大型のハンドルが付いています。モーターカバーは金属製で、ガタは来ていません。申し遅れましたが、1号機、2号機のハンドルはナベヤのφ50に交換してあります。目盛り部分はマイフォードで削りました。

  思うにこれだけ永く使い込むと愛着もあり古女房みたいなもので、鼻歌まじりで作業出来ます。ところが1号機は若いお姉ちゃんでなかなか言う事を聞かずJAMでも苦労しました。1号機が新しいオーナーの元で使いこなされ、成熟していくことを期待しています。工作機械は何十年も使えますので、初期投資としては高くないと思っています。