カーボンモールドの製作

  今日は秋田に出張、ガラス工芸の講師をつとめてきました。女子大生30名に囲まれてハーレム状態となり、K兄にドヤ顔の気分でした。まさか、彼女等がコンの本業が○×でしかもこういう趣味がメインであるとは想像もつかないでしょうね。ところで、ガラスのお友達から「コンさんは器用だから60ミリ角で厚さ30ミリのカーボンブロックを作り、そこに40ミリの貫通孔をあける事が出来ますか?」ときましたので「おう!お安い御用!」と引き受けたのです。手持ちのカーボン板は10 mmでしたので、3枚積層してボルトで締結しました。外周は横フライスでちょいちょいです。40 mmのボーリングをどうしようか?当所はフライカッターで行けるかな?と考えましたが、肝腎のフライカッターを持っていないのです。作るのも面倒だし、あとでこんな作業はないから無駄になるな、そうだ四爪チャックで把持して内グリが正解かもしれない。というわけで始めましたよ。」

  カーボンは軟らかいのでサクサク削れますが黒い粉が大量に出ます。また貫通した後刃物がチャック前面にあたることがあるので、注意が必要ですね。でもなんてことなく出来ましたよ。

直径も40 mmほぼぴったり。夕方30分の工作でしたが、「わ!すげ〜、これ買うと高いんだよ。15000くらいするんだからさすがコンさん、いくら?」「ううん、お金はいらないよ、そのかわり失敗したのでもいいから作った物を見せてね。」実はオークションでカーボンの廃材を10 Kg程買いました。これで楕円モールド等いろいろ作るつもりです。ガラス工芸の工具作りには模型の技術が非常に有用でした。すでに「コンは工具屋」という評価もいただいています。これで彼は何を作るのか?それが楽しみです、」