ついに

  今日は力尽きました。同人誌をまとめています。ほぼ出来上がりましたが、工作をするだけの気力は残ってません。冷蔵庫から冷酒を取り出した所で、今日はおしまいです。
  レイアウトを中心とした鉄道模型全般を楽しむ人をModel Railroader と言い、精緻な車輌を作って楽しむ人をCraftsmanと呼ぶ事はコンセンサスが得られてますよね。ジョン・アレンは前者の代表で、機関車は日本の鉄道模型社にオーダーし、仕上げやウエザリングはご自身でなさったとか、日本では元T誌の編集長のM氏などがきっとそうでしょう。逆に、例えばクラフトモデルで凄いC57を作ったKさんとか、洋白で物凄い工作力を発揮したM師匠などは後者だとおもいます。コンは一時期後者に片足を突っ込みましたが、やはりレイアウトへの思いが吹っ切れなくて現在に至ってます。帰国して、やはりレイアウトが鉄道模型の終着点だという思いは強くなってます。機関車くらいは自作したい、レイアウトはありあわせの材料でチャツチャッと作りたい、この考えが実に虫の良い甘い考えであるというのが、渡米しての感想です。レイアウトや地面モノは一切排除し、ひたすら車輌工作を楽しむ、それもひとつの行き方です。動力車もトレーラーも完成品だけれど、大きなレイアウトで実感的なシーナリィ、快調な走行を楽しむ、そういう行き方もアリです。その狭間で、コンはどういう鉄道模型を目指すのか?という大きな命題に、いつも直面しています。10年来、コンは「レイアウトを夢見る工作派」という立場をとってました。でも、そろそろ夢見るのではなく、実現する工作派とならなければと感じてます。線路が敷設しおわったレイアウトはやはり完成させましょう。地面の作り方もわかりました。ガレージキットなんて終わりにしましょう。残り少ない模型人生をもう少しレイアウト作りに振り向けないと、永久に2流のクラフツマンで終わってしまいそうです。今夜は何も工作せず、思うところだけ述べました。