小型蒸機に見る16番的デザイン

  今日は工作は休みなのでタワゴトです。
  入門の頃ナローはありませんでした(というより殆ど普及していませんでした)。小型の蒸機は何とか16.5mmの線路に載せておかしくないようにデザインされていました。その代表はつぼみの森林Bタンクであり、現代ではアルモデルがナロー機関車としてリリースされています。

  これは入門の時作ったシングルドライバー。デザインブックの図面通り作りました。明らかなナローの機関車ですが16番としてデザインされました。

  エガーバーンの普及と橋本氏の祖師谷軽便からHOn30が提唱され、徐々にナローゲージが普及するようになったのは、その頃からでしたが、モーターの問題や技術的な問題があり、快調に走るものではありませんでした。
  そして、現在に至るまでコンは小型蒸機を16番かHOeで作ってきました。両者の違いは全く異なるゲージであり、同居は出来ないゲージです。しかし、TMSからは16番という表現は無くなってしまい、ナローを16番で作る事はあり得なくなってしまいました。小型蒸機における16番のデザインは明らかなオーバースケールながら、何となく懐かしい暖かみのあるデザインと感じ、今でも嗜んでいます。そこには1/80、16.5mmの呼称をどうしようか?などというややこしい問題は無く、単に16.5mmの線路に置いた時に違和感の無い程度にデフォルメするという美的要素が入っていたのだと思います。16番の思想はもはや過去のものなのでしょうか?その答えが知りたくて、つぼみのBタンクを13ミリに改軌して、雰囲気を見てみたいと思うようになりました。すなわち16番の13ミリ化です。規格は詳しく無いので、手探りで簡単に改軌してみるつもりです。過去にはBタンクの13ミリ化をトライし、悪く無いと思っていました。
  では○×会の忘年会に行ってきます。シェイはヤマを越えたので安心しています。カウンターは3184342。