ヤスリを炙る?

  これからまた会合です。その前に仕事も2件あります。昨日の内に今日のネタを仕込んでおきましたが、あくまで自己責任で願います。
  例えばキャブに手摺を半田付けした場合、裏側を削っておくと窓ガラス等を貼る時に有利です。しかし、半田と真鍮線を同時に削るのですからヤスリでないと出来ません。当然ヤスリは目詰まりしてくるので、そのような作業は1本\100程度の安物のヤスリで行い、詰まったらキサゲに作り直すという、いわば消耗品と考えています。ですから仕上げのバローベ等は絶対半田を削らない用に気をつけています。このような状況を前提として、sktさんの「ヤスリを炙って半田を融かし、目詰まりを改善する」という手法を試してみました。
http://skt48.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/post-6287.html
  当初は電気炉で過熱しましたが、殆ど取れません。

  そこで、硝子細工のバーナーで炙りました。赤らんではまずいので、炙りながらワイヤブラシでこすります。

  これは先端がもうキサゲになっていましたが、

  綺麗に落ちました。

  こういう作業が正しいかは自信がありませんが、ともかく炙った後は水にジュッとつけました。試しに真鍮材を削ってみましたが、サクサクと削れました。
  Dさんは、感心しない方法とコメントされ、粘着テープ等での除去を推奨されていましたが、半田削り専用に特化する安物の安り、いやヤスリならこのような技法もアリかな?と愚考しています。目詰まりした数本をこのようにして再生出来ましたが、なかには目詰まりが落ちないのもありました。恐らく真鍮粉と半田が融合して剥がれにくくなっているのかな?と思います。以上、本日のレポートでした。ヤスリを炙る事は正しい方法ではありませんが、実験して見たら上手くいくし、安価で半田削りと考えればタブーではないのかな?と感じました。実験がすべてですからね。