サカイML-210

  昨日のハプニングに続いて、今日はある団体(自分が会長)の顔合わせ会があり、またも工作は出来ませんので、つなぎの話題です。
  HOクラスの模型工作に最も適した旋盤はサカイのML-210だとおもいます。そのことは前に書きましたが、残念なことに生産が終了してしまいました。そのためにオークションではかなり高値の取引となり、またオークションに出品される事も稀になりました。先日ようやく入手した品は、同郷の○の都さんに嫁入りしています。模型仲間からの要望もあり最近2台入手する事が出来ました。2台目はまだ到着していませんが、最初の1台目、何か様子が違います。

  そう、韓国製なのです。以前に生産拠点を韓国に移した事は知っていました。
  これはもう40年近く使い込んだ古女房。サカイではなくTOYOになってます。

  今回のはSAKAIで韓国製でした。

  実は、別な韓国のブランドで今でも発売されていますので、輸入代理店があれば同等品を入手する事は可能なのです。
  状態は新品に近く、口うるさいU氏(最初の依頼人)も文句は出ないでしょう。ドリルチャックが未装備ですが、彼は持っていた筈。

  昨晩、近日受け取ると言うU氏からの連絡で、梱包を解いてチェックしました。この旋盤は日本の手作り文化の一つだった筈、このようなすぐれものが非採算ということで韓国等に製造が移されるのは、愉快ではありません。
  近日2台目も到着します。これは、仙台では昔からのベテランで、先輩として尊敬しているK氏のところに行きます。K氏はこれまでユニマットのSLを使っていましたが、遂に壊れたそうです。そして、2台目は国産品です。ハンドル等ちょっと整備して、先輩にお渡しします。マイフオードもそうですが、単価は高くても良い工具は一生使えます。そして、使い込む程味が出て来ます。ボール盤もそうです。良い品は世代を超えて使い継がれて欲しいと思います。