常総筑波鉄道常総線21号の製作(7)いよいよフライス、そしてハプニング

  縦フライスは初心者です。フレームの厚さはt0.8としました。例によってハンダで2枚貼り合わせ、ペデスタル部分を加工する為にマシンバイス(津田駒のVG75というバチアタリ)から約10ミリ飛び出るように仕上げて、バイスに銜えました。φ4のボールエンドミルをコレットで把持して、いざ・・、というところで

  いつもの頭に響く妻の声
「あなた!電気ポットからお湯が出なくなったの。あなた、直すの得意でしょ!動かないと困るから、明日まで直しといて!」
「そんな!いまから作ろうとしてるのに!」
「何言っているの!どっちが大切なの!お湯が出なければコーヒーもお茶も出せませんよ!直らなかったら、新しいのを買って頂くから。」
「おいおい、それ買ってそんなに経たないじゃないか。ああ、これ中国製だよ。安物買うからすぐ壊れるんだよ、」
「何言ってんの!あなたがボール盤や旋盤を次々買うから、倹約して安いポット使ってるのよ!次は国産の良いものにしてくださいね!」
「わかったよ!」
というわけで、何と夜の12時から電気ポットの修理です。一番のトラブルは温度ヒューズの劣化ですが、テスターで見ると大丈夫。沸かす昨日は保持されているのに、ポンプのモーターが回りません。分解して、モーター部分(DCと見ました)パワーパっくで通電すると回ります。ああ、それじゃモーターは生きているんだから、基盤かマイクロスイッチだな?と考え、基盤ならギブアップ、マイクロスイッチなら、接点の清掃で何とかなりそうと、奮闘30分。「カチッ」というマイクロスイッチの音が聞かれたので、大丈夫かとコンセントを入れてスイッチを押すと「グルグルグルー」とモーターがまわって給油されました。直りました!歯を磨いている妻に向って、
「どうよ!お父さんは天才だろう?」
と言ったら、
「あら、直ったの?新しいの買ってもらおうと思ってたのに、残念だわ。」
と感謝の言葉もありません。
 強きもの、それは女なり、弱きもの、それは模型人なり。以上!