改良!

  Railtruck先輩、いやRailtruckさんの適確なご指摘があり、キャノピィを改良しました。治具を作って0.6角線をU字型に曲げ、昨日作った屋根に取り付けました。格段に感じが良く、ご指摘が適確だった事を悟りました。


  これで、あとはエッチング原図を書き進め、ロストの原型を作ればOKです。とはいえ、先は長いですが、いちおう目処が立ちました。
  さて、ここからは年寄りの愚痴。聞き流して下さい。尾小屋の5号機が人気の様ですが、「季刊、蒸気機関車」では、なんとも不細工な人気のない機関車として紹介されていました。立山重工業や協三工業は、蒸機の製作メーカーとしては最後迄頑張りましたが、機関車の魅力という点ではどうでしょうか?国産の機関車メーカーで、独自の味のある機関車を作ったのは雨宮、そしてまあ楠木くらいで、他はあまり食指が伸びません。蒸機の魅力と、最後迄現存したこととは分けて考えた方が良いし、そう言う意味で蒸機のカタチを考察するには、古典機は大変魅力的なジャンルです。臼井さんの「系譜図」で言えば、1〜2巻に魅力が集中しており、3〜4巻は好みですね。審美眼とでも申しましょうか、形態美を模型製作のひとつの物差しと考えています。あ、可愛い!コッコ良い!一目でそう思われる機関車を作りたい。雨宮の12トン、フェルトバーン、そしてコッペルにはコンのそういう思いを込めたつもりです。当然このポーターにもそういう思いですすめてます。何故乗工社のポーターが実物や米国の模型よりカッコ良かったのか?そして乗工社のポーターの魅力に追いつきたい、超えたい、そんな思いが今回の創作のエネルギーです。以上、年寄りのタワゴトでした。