BLWCテンダー

  これは例の乗工社自由形のCテンダー。ミニランドシリーズの陰でリリースされていました。実はこれがミニランドより数段優れたデザインだと思います。ほぼ米国古典機のエッセンスを完璧に身につけています。小型なのにちゃんとダブルボギーです。ただし、しつこいようですが下回りがPU101ではどうにもなりませんでした。これをライフライクのCタンクの下回りで改造するとこんなになります。

  ここのところ、工作は休んでいますので旧作を引っ張り出してはデザイン論をぶっています。もとよりデザイン力は情けない程無いので、大きな事は言えませんが、実物の事がどんなに詳細にわかっても不格好な機関車はあまり評価しません(例えば尾小屋の立山Cタンクや丸瀬布の雨宮)。自分が蒸機に求めるのは形態美であり、実物に即した模型ではないのです。見た事が無くても、写真1枚でも、カタチのよい機関車には惚れてしまうのです。
  ですから、木曽のBLWは原型が一番。キャブが改造された後期形はアンバランスで好きには成れません。温根湯や置戸などはどうにもなりません。仙北のCポーターも原型が良いスタイルです。実物がそうだからと、不格好な水タンクにする神経がわかりません。今夜は疲れていて、多少暴言を吐きました。