バンドソー

  厚板、角棒、丸棒材の粗取りにはバンドソーが有効です。HOサイズの模型製作には、このリョービ製で十分!ちなみに、プロクソンのバンドソーも全く同じで、同じ工場で作られて別なブランドで売られているのですね。

  さて、コンには生涯の模型友達が二人いますが、その中のお一人、石巻のU氏は津波に寄る震災で愛機「イクラのバンドソー」を浸水でお釈迦にしたことをいつも嘆いていました。現物をちらりとみましたが、ローラーでバンドを無理矢理曲げて材料との逃げを作っているようで、色々なメーカーから出ています。多くは配管等の現場での材料切断に使われるようで、早い話が「自動金ノコ」です。若干興味があった事と、使ってみたいと言う好奇心、そしてその後U氏に払い下げるという商談もまとまり、オークションで落札しました。RB120FVという中古品で、新ダイワというメーカーのものです。

  とりあえず、固い木材を切ってみました。静かで、ゆっくりなので、危険は無さそうです。

  コンター機能といって、縦置きにしてマニュアルでワークを押し付けてカットすることもできます。

  しかし、ゴツイ機械です。細密な模型製作向きではありません。マイフォードだって、現実には粗取り作業が多いのですから、こんなゴツイ機械は到底使いこなせません。爺スケール、いやGスケールをやっているU氏だからこそ、使い勝手が良いのでしょうね。せっかくですので、フライスの敷板に用意していたS45Cの角材をバイスの口金にあわせてカットする作業や、ある工具の為にSUS304の丸棒を切断するのにちょっと使わせていただきます。
  ポーターはいよいよ上まわりに。設計を進めてます。火室にモータをおさめて、何とか焚き口もつけたいと、考案中です。