治具

  模型工作では治具を考え、その通りに上手く行くとニンマリしますね。6ミリ角パイプに孔を穿けて、ギヤードモータを作るのですが、どんなに頑張ってケガいても、ポンチのレベルで0.1ミリの誤差が出ます。M0.25のギヤでは噛み合わせは0.2程度ですので、けっこう馬鹿になりません。そこで孔あけ治具を作ってみました。モータ取り付けの大孔を穿けて、そこに治具の丸棒を嵌め、モーター軸となるサイドの孔を治具を使って穿けるのです。この場合、相手が真鍮ですので、ちょっぴり固い洋白で作れば、治具もヘタらず、量産可能と考えました。試作第1号は見事に成功して、東京の出版社にお嫁にいきました。模型工作で一番難しいのはポンチと孔穿けだとおもいます。