Koppel 10Hpの改造(3)車軸の作り直し

  軸箱がフレームに入りません。軸箱はφ2.07くらいあります。

  これに対してペデスタルは2ミリよりマイナスなので入るわけがありません。

  キットを組んだ人はキット苦労したと思います.一般的にはペデスタルを削って調整するのでしょうが、すでに我慢が出来ません。車軸も段付きのままです。こんなのφ1ストレートシャンクでまとめるべきだべ?ということで、軸箱が使い物にならない以上作り直します。車軸じゃSKから切り出したφ1、軸箱は外径1.95で仕上げて新しく作りました。このトラブルはあきらかにロストを吹くときの「引け」が頭に入っていなかったものと拝察します。試作ではうまくいっても、ロストは少し小さくなるので、その加減が難しいです。
もはや軸から作り直しですね。ストレート打ち込みが一番簡単なので、φ1ドリルロッドで車軸を作り、ギヤはパイプ等で太さを調整し、軸箱は外径1.95で、0.05の遊びを付けました。

  あちゃあ!車軸の計算間違えました.1ミリ長いですね。明日修正だ〜〜。
  この他、第1動輪のギヤの遊びを削らなくてはならず、なかなか一筋縄ではいきません。続きは明日!

  
  今日は24分12秒。軽く流しました。
  ここからは余談です。コンの祖父は海軍中佐(戦艦三笠、氷川丸船医)。父も海軍中尉でした。東京オリンピックの女子体操はベラ・チャフラフスカの独壇場!大人の女性が美しく演技する、それはすばらしいものでしたが。父も祖父もチャフラフスカに夢中でした。でもその本意は競技もさる事ながら、チェコに対するソ連の圧力に必至で抵抗している若きアスリートに共感があったのです。つまりソ連憎し、そのソ連を破った美しい体操選手、そりゃあ夢中になりますよ。でも父から耳に胼胝が出来る程聞かされました。「日本が明らかに敗戦だとわかってからソ連は宣戦布告して北方領土を奪っていった。こんな卑怯な事は許せない。いいか、お前達必ずロスケを倒して北方領土を取り返すんだ!」こんな説法をいつも聞かされていました。ソ連に反旗を翻したチャフラフスカは女ながら見事!という評価だったと思います。チェコには一度行ってみたい。それとポーランドソ連が支配しようとし、果たせなかった気骨ある国。アイスホッケーでのソ連との死闘、うん、チェコは好きですよ。スメタナドヴォルザーク、行ってみたいな。あとフィンランド。北欧には日本に通じる文化があると思う。
  ベラ・チャフラフスカよ永遠に!合掌!