形式5組み立て記(65)先が見えた?

  φ1.46の軸がφ1.46のドリルであけた孔には通らない、という事がわかりました。圧入はもちろん禁忌ですので、何とかしなければなりません。方法は二つ、軸を回転させながら耐水ペーパー等で少し削って細くする方法、もう一つは旋盤でφ1.46の孔をあけたあと、手でドリルを撓ませて、少し孔を大きくする方法(ドリルでハツるということでしょうか?)。昔、車軸に嵌める軸箱が少し固い時に、ボール盤にドリルを銜えて、回転させ乍ら軸箱を上下させてほんの僅か軸孔を広げると言うトンデモ技法をやってました。結局後者で、見事に成功。ズズッと軸にアダプタが嵌まり一件落着です。しかし、ギヤボックスに取り付けると回りません。何でヤ?実はウォームギヤがギヤボックスの内側に触れていたのです。クリアランスは0.1くらいしか無いタイトな設計です。モータ取り付けビスを調整して、当たらない場所にしました。このギヤボックスの設計はちょっと??です。それと、アイドラギヤの取り付けビスは締めるとアイドラが回らず。これもネジロック剤等で対応が必要でした。

  ガイドヨークを取り付けてテストランは完璧な走り。

  非力なモータですが、フリクションを極限まで少なくする事で、良く走るかも知れません。16番クラスでは、モーターのパワー不足は稀だと思います。ちなみに、このモータはOJの銚子の凸電でスパーギヤ伝動で使われていました。
  実はバルブロッドもほぼ出来ています。組み立てる時間が無く、ここまでです。ここのところ工作の進捗が滞っているのは、もちろん別件の理由があるのですよ。