トーマシェイに挑戦(30)ドームの取り付け孔
上廻りを組み始めました。キャブ等はエッチングで綺麗に出来ており、何の苦労もなさそうです。驚いた事に給水パイプやトラスロッドもエッチング抜きですが、これは線材で作り直した方が良さそうです。問題はロストのドーム類のネジ孔の加工です。ブログでは大分苦労されているようで、タップを折り込んで、D氏の「塩水漬け」となったケースもあるようです。この場合は簡易の養生ヤトイを作って旋盤で加工するのが宜しい。まず湯口をカットして、削り落とします。
ヤトイはエッチングのカスで作ります。サンドボックスはφ5.2なのでφ5の棒に帯板をこのように巻き付けます。エコーの奴床が使い易いですね。
これをサンドボックスに嵌めて、
旋盤のチャックで銜えます。つまりヤトイ(と言うより養生板ですね)でサンドボックスの表面がチャックの爪で傷つけられるのを防ぐわけです。
あとはセンタドリルでもみつけて、案内孔(φ1.2で穿けました)を穿ければ良いわけです。この時、センタドリルは先の折れたものが宜しい。先の折れたセンタドリルは、そのままバイトになるので、決して捨ててはいけません。
無事加工完了。やはり鋳物に孔を穿けて、タッピングは神経を使います。タッピングはNIWAのピンバイスで、硬く締めないように(つまり喰ったら空回りするように)して手揉みであけました。タップを緩く把持するのも、タップをタップリ折ってきた苦い経験からです。
現在は主としてガラスと格闘しています。シェイの工作がノロノロなのは御容赦!