もう一度イコライザーの件

  コンはかつてロンビックのイコライザー機構でDfさんの脇役ではありましたが、熱く議論しました。また、イコライザーについてのバイブル的な文献がありました。それは現在公開は出来ませんが、模型のイコライザーを考える第1級の資料だと思っています。てんびん棒イコライザー機構を試作した所、違いを指摘して頂きましたので、原法通りにしてみました。動きを観察すると、クランク部分が大きく傾きます。これが誤解の元なのです。このトーションバーはクランク内蔵のトーションバーであり、全体として捩れますので、固定部位に近位にクランクがあると傾きは目立たず、遠位だと目立つという事です。上下動はキャンセルされていますので、バネは仕事はできません。捩りバネの仕事はボルスタを捩る事だけです。ですから、クランクの位置がどこにあろうと「等価」と考えます。クランクを位置や形態を変えても、回転軸は付け根とボルスタの中心線です。

  クランクが遠位だとクランクが傾きますので、何か仕事をしているのかな?と感じますが、同じ事なんだと思います。稲葉さんのご意見を伺いたいです。
  Ueさんの簡易ロンビックの問題点を改良しました。先ずボルスタの「受け」を点にしました。手抜きでネジの頭で代行しました。理想は球だとおもいます。

  フカひれの「受け」部分は、れいの斜め線上に無ければなりませんので、「受け」を付け直しました。非常にスムーズになりましたよ。このような「受け」のハンダ付けは「炭素棒先生」に限ります。綺麗に流れるのでキサゲも不要です。

  ところで、簡易運転所で両者のポイント通過状況を調べました。フログが落ち込む時の車体の揺れをチェックしたのです。その結果、天秤棒は軽いカタンという通過音で少し揺れながら通過しました。フカヒレはガタンということで通過して一回揺れましたが、大きな揺れではありませんでした。この検証結果からすると、てんびん棒は侮っては行けないと感じています。なにしろ工作は楽です。