フカひれ型イコライザーの訂正

  2年前にこのブログで発表した事に関して、重大な瑕疵がありました。お詫びして訂正いたします。
http://d.hatena.ne.jp/konno_sendai/20120705/1341504985
  すでに、ここで間違いは指摘されておりました。
http://works-k.cocolog-nifty.com/page1/2012/07/post-343b.html
  さらにD氏からも問題があると言う指摘でした。
http://dda40x.blog.jp/
  えらそうに他のお方のメカを批判していて、自分も間違っていたとは、冷や汗一斗の思いです。考えてみればこの図が間違っていました。

  すなわち、左右のBC(ボルスタセンタ)の延長上に回転軸P,P'の支点を求めたのが間違いだったのです。フかひれはこの図の様に破線で示すA-BC、B−BC’の線で回転しますので、P,P'はA-BC、B−BCの延長線上にこなければならなかったわけです。最初の図ではBCに無理な上下動が加わってスムーズに動かないのですね。それらしく動いたのは、ガタがあったからに他なりません。

  ちょうど未塗装のがありましたので、改造します。

  回転軸となる斜め線をしっかりとケガきました。

  回転軸の位置はこんなに違うんですね。しかも斜めが正しいのですね。

  出来ました。やはり動きはスムーズです。ついでにフカひれも水平にしておきました。

  D氏のお話では、フカひれの連結部分を中空にしてトーションバーを入れると、中央の垂れ下がりが防げるとの事でした。今回は断念しました。
  考えてみるとフカひれの連結状態から、長手方向に捩じれるような錯覚を起しますが、実は互いに斜めに捩じれる訳です。ということはフカひれの連結は斜めにヒンジを入れれば良いのかも知れません。
  ともかく2年前の記事と図は訂正します。前の図で作られた方にはこころよりお詫びもうしあげ、これから作る方は本図でお作りください。天国の伊藤剛様にも合掌しなくては・・・。