ファイバーイレーザー

  結局あさから原稿と格闘し、2本書き上げました。その他修正のお話とか多々ありまして、例によって工作台には坐れませんでした。で、つなぎの話題。
  再三お話ししましたように、コンは「キサゲ刷毛」は全く使っていません。ステンレス線ですので、生地を痛め易いからです。40年前から Dfさんに教わったSTEADLERのMARS-FIBRASORでした。しかし、ドイツではガラス繊維による健康被害を心配して製造中止と成り、自分に取っては「お宝」の工具でした。その後Micro-MarkからEUROTOOLの名前で同等品が発売されて現在に至っています。写真下段の黄色い柄がそうです。

  ところで嬉しい事にEUROTOOLとFIBRASORは互換性が有り、交換のグラスファイバーの束はどちらでもつかえます。現在は非常に高価ですが当時は20本入りで\300くらいでした。製造中止が知れ渡ったので、一生分を確保しようと12箱キープしたのです。

  しかし40年経過して、最初の一箱の半分も使いませんでした。どうも大量に余る公算が大です。それは今後考えるとして、やはり汎用すると時々指先に刺さってチクチクします。これが小児や目の角膜に入ったらと思うと、ゾッとします。ですからあまりお奨め出来ないのです。しかし、仕上がりは明らかにキサゲ刷毛より上です。この後3Mのスパイラルホイールで磨けば(これもDfさんの受け売りです)生地仕上げは完璧です。
  言い訳に成りますが、同人誌の編集と単行本の纏め、さらに年度末のイヤ〜〜な雑用があってのんびり工作出来ない状況です。Brooksもこんなに時間がかかる筈はないのですが、手が遅いです。年を感じます。隊員さんの若さがほしいなあ・・・。