7200を改造する(1)

形式7200:1890年BLW製、北海道炭坑鉄道12→国鉄7201→常総筑波鉄道常総線21
       (1946年譲渡、1947年日国工業にて改造)
模型の形式7200:1975年JALCO今野工場製造→2013年下回り改修→2015年2-6-4へ改造、地方鉄道のタンクロコと化す)
  これは改造前の姿。

  旧いTMSに7100義経が帝国車両でタンクロコに改造されたことを模型化して「何故別嬪を婆ァにしたのか?」という記事がありました。確かカツミの弁慶を改造したのだと思います。7200も同様の事が行われた事は最近まで知りませんでした。一昨年きちんと走るように改修し、塗装待ちの状態でしたが、思い切ってタンクロコに改造してみます。というのも、動輪上のウェイト不足で、牽引力等はまだまだです。モーガルオンパレードの1員でしたが、ちょうど製造40年の節目に、婆ァになってもらうことにします。もともと身分不相応なダブルボギーのテンダー等、この機関車はコロラドナローそのものであり、決して日本に「帰化」した姿ではありませんでした。晩年、米国型古典機はいろいろ改造されて、その末期の姿に味わいを求める向きも少なくありません。8100のように原型をとどめるものから、常総筑波鉄道常総線21のように何ともヘンテコリンになってしまったものまで様々です。すでに千曲鉄道ではロッドピンを吹っ飛ばしましたが、付け直して一周完走しましたので、歴史的な役割は完了したものと思います。実物に倣って、地方鉄道向けに改造されるのも、模型機関車が実車通りの運命を辿ったと考えれば、これが本当の「模型化」かも知れません。改造後はタンクロコですが、模型ではテンダー部分は首を振らせようかと考えています。
  明日は甥の結婚式で上京しますので、あまり模型は進められませんが、エアーロコの次ぐ工作として7200の改造を綴っていきたいと思います。