旧い話(1)

  工作が出来ないので、昔の色々な事を綴ります。1回目はこのCタンク。ジャンクで入手しました。言わずと知れたカツミのCタンクで、プロトタイプが南薩であることは明白です。

  阿部氏のレイアウトの本務機としても有名ですが、これちょっとおかしいですね?
そう!エンドビームにステップがついていて、煙室扉の中央にライトがついてます。いわゆる米国型モデルですね。

  つまりカツミで輸出用に、森林鉄道風のCタンクに仕立てて輸出したわけです。プロトタイプは汽車会社ですから、実物ではありえない輸出です。
  同様のモデルはトビーの4030、つぼみの森林タンクでも存在します。とりわけつぼみの森林タンクは輸出用にHOn3があったと聞いています。木曽のBLWもHOn3があったようですが、見た事はありません。今日の骨子はかつて日本の模型メーカーは国内向けのモデルを米国仕様にコンバージョンさせて輸出していたという歴史です。
  そしてこのCタンクの妻板のキャブの窓はコンのBタンク(旧作)に反映されています。
 同人誌は袋詰め完了。発送しました。例のプロジェクトの仕上げで週末は終わりそうです。しばらくこんな駄文でお暇を頂戴します。