Bタンク/ボイラー

  φ12の小さいものです。理論上は(12マイナス0.3)×3.14ですので、36.67となります。ま、しょうがないので37ミリで作りました。ボイラーの丸めは、ポイントは縁であることは、一度でもボイラーを丸めた事が有る人は知っていますよね。菅原さんの技法書にはその辺が不十分です。ボイラーなんて、縁さえ丸める事が出来れば、あとは簡単なんです。三本ロールなんて不要です。手で曲げられます。縁だけが難しいのです。板金屋は最初に縁を打木で叩いて曲げて、それから円筒にします。縁をどうやって丸めるか?その一つの答えをお示しします。ま、早い話、ハンダ付けするだけのことです。径の大きな場合は、万力に丸棒を銜えて、そこに差し込みながら曲げる事で縁の形成は容易です。しかし、φ12となると滑って上手くいきません。そこで、丸棒にハンダ付けしてしまうという、暴挙に出ます。φ12はφ10の丸棒で丸めますが、縁はφ8くらいが良いのです。ハンダ付けしたところ。

  で、この状態で万力に銜えて、ジワリと曲げます。

  両端が丸まれば、あとは丸棒に押し付けて丸めちゃえば良いので1分もかかりません。ここまで、30分はかかりましたけれどね。

  ハイ出来ました。やはり0.4程寸法オーバーだったので、直径はφ12.15でした。

明日は忘年会ですが、すでにブログのネタは仕込んであります。明日をお楽しみに!!