快削材

  今夜は従業員の慰安があり、工作は休みです。ちょっと素材の話題を。
  Dさんから快削真鍮というものの存在を教わり、模型歴40年にしてそう言うモノが有ることを知りました。以前から、いやに粘る真鍮だな?とか、ドリルを折り込んで、あ、これは鍛造かなんかで固くなってるんだな、等と想像はしていました。
  先日DIYで購入した真鍮棒が快削ではありませんでした。ボーリングで食い込んでロックしてしまいます。側面を削ると、切り子がつながります。なるほど、通常の棒材は快削なのに、これはそうでないと気づきました。平材は鍛造で固いのでしょうね。よく角棒に孔をあけるときにドリルを折ることがありました。考えてみると快削棒の切粉は粉々に飛び散ります。また、Dさんのお話では、シャリングでめくれるかどうかで、快削材かどうかの判別が出来るそうです。非快削材は突っ切りが悲惨です。下手するとバイトを折ります。DIYで購入した棒材は、区別して保管することにしました。ジグかなんかに使うしかなさそうです。材料が快削材かどうかを念頭に入れると、小さなトラブルが防げることを知りました。

  画像はDIYで購入した非快削材を削ったときの切粉です。